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海外テニス

錦織圭の「BNPパリバ・オープン」2回戦、世界19位のアンベールにストレートで敗れる<SMASH>

中村光佑

2025.03.08

四大大会に次ぐグレードを誇る「BNPパリバ・オープン」(写真)に約3年半ぶりに出場した錦織圭は、初対決となったアンベールにストレートで屈し3回戦進出を逃した。(C)Getty Images

四大大会に次ぐグレードを誇る「BNPパリバ・オープン」(写真)に約3年半ぶりに出場した錦織圭は、初対決となったアンベールにストレートで屈し3回戦進出を逃した。(C)Getty Images

 男子テニスツアーのマスターズ1000シリーズ「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート)は現地7日に大会3日目を迎え、シングルス2回戦に元世界ランク4位の錦織圭(現76位)が登場。第18シードのユーゴ・アンベール(フランス/同19位)と対戦したが、4-6、3-6で敗れ、3回戦進出はならなかった。

 今大会が約3年半ぶり12度目の「BNPパリバ・オープン」出場となった35歳の錦織。現地5日の初戦では、昨年9月の「AONオープン・チャレンジャー」(クレー/CH125)準々決勝で敗れていたジャウメ・ムナール(スペイン/同58位)から6-2、5-7、7-6(3)でリベンジに成功して2回戦へ駒を進めていた。

 2回戦で錦織が対峙したのは先月の「オープン13・プロバンス」(室内ハード/ATP250)でツアー7勝目を挙げた26歳のアンベール。両者がツアーで顔を合わせるのは今回が初めてだ。

 試合は錦織がアンベールの鋭いショットに差し込まれ、第2ゲームでいきなりブレークを献上。それでもゲームを重ねるごとに錦織がラリー戦に持ち込む展開が増え、第7ゲームではトップスピン系のボールやバックハンドのスライスでストロークのリズムに変化をつけてブレークバックを果たす。

 しかし迎えた第10ゲームでアンベールの強烈なリターンに手を焼いて2度目のブレークを許し、44分で第1セットを落とした。
 
 続く第2セットは互いに譲らない緊迫の攻防が繰り広げられる。

 しかしブレークを1つずつ取り合って迎えた第8ゲームで錦織がミスを連発し、2度目のサービスダウン。アンベールのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームはブレークバックできず、1時間28分で力尽きた。

 この後錦織は11日に開幕する下部大会「アリゾナ・テニス・クラシック」(アメリカ・フェニックス/ハード/CH175)に出場し、直後にはマスターズ1000大会「マイアミ・オープン」(3月19日~30日/アメリカ・マイアミ/ハード)と連戦続きとなる予定。

 体力面は少々心配だが、ひとまずムナール戦でケイレンを起こした左脚の状態は、今のところは問題なさそうだ。インディアンウェルズでは良いプレーが多々あっただけに、今後も錦織のパフォーマンスに注目しよう。

文●中村光佑

【動画】錦織が敗れた「BNPパリバ・オープン」2回戦と1回戦ハイライト

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