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海外テニス

大坂なおみが約2カ月ぶりの白星!「できるだけ長くコートにいたかった」と粘りを見せ大ピンチから逆転勝ち!!<SMASH>

中村光佑

2025.03.19

マイアミ・オープン1回戦、大坂なおみ(左)は予選勝者のスタロドゥブツェワ(右)に逆転勝ちし、1月の全豪オープン以来の勝ち星を挙げた。(C)Getty Images

マイアミ・オープン1回戦、大坂なおみ(左)は予選勝者のスタロドゥブツェワ(右)に逆転勝ちし、1月の全豪オープン以来の勝ち星を挙げた。(C)Getty Images

 女子テニスツアーのWTA1000シリーズ「マイアミ・オープン」(3月18日~30日/アメリカ・マイアミ/ハードコート/WTA1000)が現地18日に開幕し、シングルス1回戦に元世界ランク1位の大坂なおみ(現61位)が登場。予選勝者のユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ/同108位)を3-6、6-4、6-3で下し、2回戦へ駒を進めた。

 今シーズンの大坂は年明けの「ASBクラシック」(ニュージーランド・オークランド/ハード/WTA250)で準優勝するも、直後に出場した四大大会「全豪オープン」の3回戦で腹部の負傷による途中棄権を余儀なくされ、2月は全ての大会をスキップ。先日行なわれたWTA1000大会「BNPパリバ・オープン」(3月6日~15日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハード)で約1カ月半ぶりに実戦に復帰したものの、1回戦でカミラ・オソリオ(コロンビア/現54位)に敗れていた。

 インディアンウェルズのオソリオ戦ではミスを連発し、自身でも「キャリア最悪の試合をしてしまった」と評していた大坂。その反省を生かし、スタロドゥブツェワとのマイアミ初戦では限界まで「足を動かすことを心掛けた」という。
 
 第1ゲームから5ゲームを連取されて第1セットを落とし、第2セットも2-4とリードを許す窮地に陥ったものの、粘り強くプレーして形勢を逆転。第7ゲームから立て続けに4ゲームを奪ってセットオールに持ち込むと、勝負のファイナルセットでは第4ゲームでブレークに成功し、自身のサービスゲームは全てキープして2時間28分の熱戦をものにした。

 大坂にとっては全豪2回戦以来約2カ月ぶりの白星。最後まで諦めずに戦えたのは、22年に準優勝を経験した「自分の故郷」と称するマイアミで、「できるだけ長くコートにいたかった」という強い気持ちを保てたからだと振り返る。

「必要ならコートの四隅まで走ってでもボールを追いかけるつもりだったし、もし彼女(スタロドゥブツェワ)が私に勝つとしても3時間はプレーしてもらうつもりだった」

 2回戦では第24シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア/21位)と対戦する大坂。強敵相手に厳しい戦いが予想されるが、次戦も奮闘を期待したい。

文●中村光佑

【動画】大坂なおみがスタロドゥブツェワを下したマイアミ・オープン1回戦のハイライト

【画像】大坂なおみの「全豪オープン2025」激闘フォトギャラリー

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