女子テニスツアーのWTA1000シリーズ「マイアミ・オープン」(3月18日~30日/アメリカ・マイアミ/ハードコート/WTA1000)が現地18日に開幕し、シングルス1回戦に元世界ランク1位の大坂なおみ(現61位)が登場。予選勝者のユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ/同108位)を3-6、6-4、6-3で下し、2回戦へ駒を進めた。
今シーズンの大坂は年明けの「ASBクラシック」(ニュージーランド・オークランド/ハード/WTA250)で準優勝するも、直後に出場した四大大会「全豪オープン」の3回戦で腹部の負傷による途中棄権を余儀なくされ、2月は全ての大会をスキップ。先日行なわれたWTA1000大会「BNPパリバ・オープン」(3月6日~15日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハード)で約1カ月半ぶりに実戦に復帰したものの、1回戦でカミラ・オソリオ(コロンビア/現54位)に敗れていた。
インディアンウェルズのオソリオ戦ではミスを連発し、自身でも「キャリア最悪の試合をしてしまった」と評していた大坂。その反省を生かし、スタロドゥブツェワとのマイアミ初戦では限界まで「足を動かすことを心掛けた」という。
第1ゲームから5ゲームを連取されて第1セットを落とし、第2セットも2-4とリードを許す窮地に陥ったものの、粘り強くプレーして形勢を逆転。第7ゲームから立て続けに4ゲームを奪ってセットオールに持ち込むと、勝負のファイナルセットでは第4ゲームでブレークに成功し、自身のサービスゲームは全てキープして2時間28分の熱戦をものにした。
大坂にとっては全豪2回戦以来約2カ月ぶりの白星。最後まで諦めずに戦えたのは、22年に準優勝を経験した「自分の故郷」と称するマイアミで、「できるだけ長くコートにいたかった」という強い気持ちを保てたからだと振り返る。
「必要ならコートの四隅まで走ってでもボールを追いかけるつもりだったし、もし彼女(スタロドゥブツェワ)が私に勝つとしても3時間はプレーしてもらうつもりだった」
2回戦では第24シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア/21位)と対戦する大坂。強敵相手に厳しい戦いが予想されるが、次戦も奮闘を期待したい。
文●中村光佑
【動画】大坂なおみがスタロドゥブツェワを下したマイアミ・オープン1回戦のハイライト
【画像】大坂なおみの「全豪オープン2025」激闘フォトギャラリー
【関連記事】大坂なおみ、1カ月半ぶりの復帰戦は黒星。23歳の新鋭にストレートで敗れる<SMASH>
今シーズンの大坂は年明けの「ASBクラシック」(ニュージーランド・オークランド/ハード/WTA250)で準優勝するも、直後に出場した四大大会「全豪オープン」の3回戦で腹部の負傷による途中棄権を余儀なくされ、2月は全ての大会をスキップ。先日行なわれたWTA1000大会「BNPパリバ・オープン」(3月6日~15日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハード)で約1カ月半ぶりに実戦に復帰したものの、1回戦でカミラ・オソリオ(コロンビア/現54位)に敗れていた。
インディアンウェルズのオソリオ戦ではミスを連発し、自身でも「キャリア最悪の試合をしてしまった」と評していた大坂。その反省を生かし、スタロドゥブツェワとのマイアミ初戦では限界まで「足を動かすことを心掛けた」という。
第1ゲームから5ゲームを連取されて第1セットを落とし、第2セットも2-4とリードを許す窮地に陥ったものの、粘り強くプレーして形勢を逆転。第7ゲームから立て続けに4ゲームを奪ってセットオールに持ち込むと、勝負のファイナルセットでは第4ゲームでブレークに成功し、自身のサービスゲームは全てキープして2時間28分の熱戦をものにした。
大坂にとっては全豪2回戦以来約2カ月ぶりの白星。最後まで諦めずに戦えたのは、22年に準優勝を経験した「自分の故郷」と称するマイアミで、「できるだけ長くコートにいたかった」という強い気持ちを保てたからだと振り返る。
「必要ならコートの四隅まで走ってでもボールを追いかけるつもりだったし、もし彼女(スタロドゥブツェワ)が私に勝つとしても3時間はプレーしてもらうつもりだった」
2回戦では第24シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア/21位)と対戦する大坂。強敵相手に厳しい戦いが予想されるが、次戦も奮闘を期待したい。
文●中村光佑
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