男子テニス元世界ランク4位の錦織圭(現64位)が現地3月20日に自身のSNSを更新し、出場を予定していたマスターズ1000大会「マイアミ・オープン」(3月19日~30日/アメリカ・マイアミ/ハードコート)をコンディション不良により欠場すると発表した。
前々週のマスターズ1000大会「BNPパリバ・オープン」(3月5日~16日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハード)で2回戦敗退を喫すも、先週出場した下部大会「アリゾナ・テニス・クラシック」(アメリカ・アリゾナ/ハード/CH175)でベスト4入りし、世界ランキングで2022年6月以来約2年9カ月ぶりに日本勢トップに躍り出た35歳の錦織。
今回の「マイアミ・オープン」では現地20日に1回戦で西岡良仁(現68位)との日本人対決が組まれ、ファンからも大きな注目が集まっていた。
しかし、インディアンウェルズからアリゾナと連戦続きだった錦織の身体は悲鳴を上げていたようだ。事実、インディアンウェルズではジャウメ・ムナール(スペイン/現56位)との1回戦で左脚のケイレンを発症し、アリゾナでもフラビオ・コボッリ(イタリア/現43位)との準々決勝で脚のマッサージを受けていた。マイアミに関しては試合前の練習映像がSNSで1度もアップされず、思えばそれが棄権の予兆だったのかもしれない。
錦織は今回の投稿で「残念ながら、今日のマイアミ(初戦)は棄権しなければなりません。先週の試合から身体が十分に回復していないからです。これから家に帰ってクレーコートシーズンに備えます」と報告。ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、錦織の棄権の理由は「背中のケガ」となっている。
これにより19年8月の「シンシナティ・オープン」2回戦以来約5年半ぶりの日本人対決は持ち越しに。西岡は現地20日のマイアミ1回戦で錦織の代わりにラッキールーザー(欠場者の発生により予選敗者が本戦に繰り上がる措置)でメインドロー入りしたユーゴ・ガストン(フランス/88位)と対戦したが、4-6、1-3となったところで左肩の負傷により途中棄権し、2回戦進出はならなかった。
なお現時点で錦織は今月31日に開幕するATP250シリーズ「全米クレーコート選手権」(アメリカ・ヒューストン)からクレーシーズンをスタートする予定。2014~15年に大会連覇を経験している「バルセロナ・オープン」(4月14日~20日/スペイン・バルセロナ)にも本戦ワイルドカード(主催者推薦)でエントリー済みだ。
文●中村光佑
【画像】マイアミ・オープン欠場を伝える錦織圭のメッセージ
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今回の「マイアミ・オープン」では現地20日に1回戦で西岡良仁(現68位)との日本人対決が組まれ、ファンからも大きな注目が集まっていた。
しかし、インディアンウェルズからアリゾナと連戦続きだった錦織の身体は悲鳴を上げていたようだ。事実、インディアンウェルズではジャウメ・ムナール(スペイン/現56位)との1回戦で左脚のケイレンを発症し、アリゾナでもフラビオ・コボッリ(イタリア/現43位)との準々決勝で脚のマッサージを受けていた。マイアミに関しては試合前の練習映像がSNSで1度もアップされず、思えばそれが棄権の予兆だったのかもしれない。
錦織は今回の投稿で「残念ながら、今日のマイアミ(初戦)は棄権しなければなりません。先週の試合から身体が十分に回復していないからです。これから家に帰ってクレーコートシーズンに備えます」と報告。ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、錦織の棄権の理由は「背中のケガ」となっている。
これにより19年8月の「シンシナティ・オープン」2回戦以来約5年半ぶりの日本人対決は持ち越しに。西岡は現地20日のマイアミ1回戦で錦織の代わりにラッキールーザー(欠場者の発生により予選敗者が本戦に繰り上がる措置)でメインドロー入りしたユーゴ・ガストン(フランス/88位)と対戦したが、4-6、1-3となったところで左肩の負傷により途中棄権し、2回戦進出はならなかった。
なお現時点で錦織は今月31日に開幕するATP250シリーズ「全米クレーコート選手権」(アメリカ・ヒューストン)からクレーシーズンをスタートする予定。2014~15年に大会連覇を経験している「バルセロナ・オープン」(4月14日~20日/スペイン・バルセロナ)にも本戦ワイルドカード(主催者推薦)でエントリー済みだ。
文●中村光佑
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