男子テニス元世界ランク3位のステファノス・チチパス(ギリシャ/現ランキング8位)に、新コーチが就任するという噂がテニス界を賑わしている。
チチパスの母国であるギリシャのメディア『ガゼッタ』が報じたところによると、2001年のウインブルドン(四大大会)覇者で、過去にノバク・ジョコビッチ(セルビア/同5位)を指導したことでも知られるゴラン・イバニセビッチ氏が、クレーコートシーズン終了後にチチパス陣営に合流する準備を進めているという。
ただし、チチパス自身はこの報道への明言を避けている。出場していた「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(4月6日~13日/モナコ・モンテカルロ/ATP1000)での会見でイバニセビッチ氏の召集について問われたチチパスは、回答を「まだ答えられる状況ではないよ」との一言にとどめた。
一方で、チチパスの現状に何らかのテコ入れが必要なことも事実だろう。昨年8月に長らく彼のコーチを務めた父のアポストロス氏を解任して以降は早期敗退が目立ち、昨年の全米オープン、今季の全豪オープンと、四大大会2大会連続で初戦敗退を喫している。
2月のドバイ選手権では約10カ月ぶりのツアー優勝を果たしたものの、その後は好調の波に乗れていない印象だ。今回のモンテカルロ・マスターズは、準々決勝で過去5戦無敗と相性の良いロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同16位)と対戦するもフルセットで敗退。
試合を通して45本のアンフォーストエラーと入りの悪いファーストサービスに苦しんだチチパスは、「ほとんどセカンドサーブだけでプレーしていた。もっとできることがあったはずだ。フォアハンドもミスばかりでとても驚たよ」と、あまりの不調を嘆いた。
イバニセビッチ氏は、絶対王者としてツアーをけん引したジョコビッチを約5年間に渡って支え、サービス力の改善に大きく寄与した実績を持つ。恵まれた体格に確かなポテンシャルを秘めるチチパスがイバニセビッチ氏とタッグを組むことになれば、間違いなく彼のプレーに変革をもたらすだろう。
構成●スマッシュ編集部
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ただし、チチパス自身はこの報道への明言を避けている。出場していた「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(4月6日~13日/モナコ・モンテカルロ/ATP1000)での会見でイバニセビッチ氏の召集について問われたチチパスは、回答を「まだ答えられる状況ではないよ」との一言にとどめた。
一方で、チチパスの現状に何らかのテコ入れが必要なことも事実だろう。昨年8月に長らく彼のコーチを務めた父のアポストロス氏を解任して以降は早期敗退が目立ち、昨年の全米オープン、今季の全豪オープンと、四大大会2大会連続で初戦敗退を喫している。
2月のドバイ選手権では約10カ月ぶりのツアー優勝を果たしたものの、その後は好調の波に乗れていない印象だ。今回のモンテカルロ・マスターズは、準々決勝で過去5戦無敗と相性の良いロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同16位)と対戦するもフルセットで敗退。
試合を通して45本のアンフォーストエラーと入りの悪いファーストサービスに苦しんだチチパスは、「ほとんどセカンドサーブだけでプレーしていた。もっとできることがあったはずだ。フォアハンドもミスばかりでとても驚たよ」と、あまりの不調を嘆いた。
イバニセビッチ氏は、絶対王者としてツアーをけん引したジョコビッチを約5年間に渡って支え、サービス力の改善に大きく寄与した実績を持つ。恵まれた体格に確かなポテンシャルを秘めるチチパスがイバニセビッチ氏とタッグを組むことになれば、間違いなく彼のプレーに変革をもたらすだろう。
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