女子テニスツアーのWTA1000シリーズ「ムチュア・マドリード・オープン(4月22日~5月4日/スペイン・マドリード/クレーコート)が現地22日に開幕し、シングルス1回戦に元世界ランク1位の大坂なおみ(現55位)が登場。ノーシードのルシア・ブロンゼッティ(イタリア/同59位)と対戦したが、4-6、6-2、4-6で敗れ、2回戦進出を逃した。
27歳の大坂は早春の北米ハードコートシリーズで腹筋のケガから約1カ月半ぶりに実戦に復帰。3月初めの「BNPパリバ・オープン」(WTA1000)は初戦敗退に終わったものの、その直後に参戦した「マイアミ・オープン」(WTA1000)では2勝を挙げてベスト16入りを果たしていた。
大坂にとっては、2年連続6度目のマドリード出場となった今大会が、今季のクレーシーズン初戦。1回戦で対峙したのは2023年5月の「ラーラ・メリヤム・グランプリ」(WTA250)でツアー初タイトルを獲得し、キャリア初のトップ50入りを果たした26歳のブロンゼッティだ。両者は昨年2度対戦し、いずれも大坂がストレートで勝利していた。
試合は3-3で迎えた第7ゲームで大坂が先にサービスダウンを喫し、接戦の末に4-6で第1セットを献上。それでも第2セットでは大坂が相手の時間を奪うアグレッシブなプレーで3度のブレークに成功し、6-2としてセットオールに持ち込んだ。
勝負のファイナルセットは第6ゲームまで互いにブレークを1つずつ取り合うシーソーゲームとなるも、直後の第7ゲームで大坂が2本連続のダブルフォールトを犯すなどミスを重ねてリードを許す。大坂は粘りを見せるもブレークバックには至らず、このセットを4-6で落として2時間21分で力尽きた。
ブロンゼッティは好相性であることに加え、マドリード開幕前の直近2大会でいずれも初戦敗退と調子を落としていただけに、大坂としては勝っておきたい相手だった。しかし苦手のクレーであり、かつマイアミ以来約1カ月ぶりの公式戦出場となったことが影響したか、大坂はプレーの質を維持できなかった印象だ。
この後は5月6日に開幕するWTA1000シリーズ「イタリア国際」(イタリア・ローマ)への出場を予定している大坂。そこでの巻き返しを期待したい。
文●中村光佑
【動画】大坂なおみがブロンゼッティに競り勝ったマドリード・オープン1回戦のハイライト
【関連記事】大坂なおみ、世界7位のパオリーニに逆転で敗れマイアミOPベスト8進出ならず。「思い出をありがとう」とファンに感謝<SMASH>
【画像】大坂なおみの「全豪オープン2025」激闘フォトギャラリー
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試合は3-3で迎えた第7ゲームで大坂が先にサービスダウンを喫し、接戦の末に4-6で第1セットを献上。それでも第2セットでは大坂が相手の時間を奪うアグレッシブなプレーで3度のブレークに成功し、6-2としてセットオールに持ち込んだ。
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ブロンゼッティは好相性であることに加え、マドリード開幕前の直近2大会でいずれも初戦敗退と調子を落としていただけに、大坂としては勝っておきたい相手だった。しかし苦手のクレーであり、かつマイアミ以来約1カ月ぶりの公式戦出場となったことが影響したか、大坂はプレーの質を維持できなかった印象だ。
この後は5月6日に開幕するWTA1000シリーズ「イタリア国際」(イタリア・ローマ)への出場を予定している大坂。そこでの巻き返しを期待したい。
文●中村光佑
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