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【1日3分間のメンタル強化法 第38回】テニスにも役立つ“7つの基本”を心掛けて、自分らしさを出していこう<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.04.23

時には立ち止まって自分のお守りになるような“心掛け”を考えてみよう(※写真はイメージ)。(C)Getty Images

時には立ち止まって自分のお守りになるような“心掛け”を考えてみよう(※写真はイメージ)。(C)Getty Images

 テニス競技はメンタルによって大きく結果が左右されるスポーツです。しかし、メンタルを強化したいけれど「なんか大変そうだ」と敬遠している人はいないでしょうか。

 本シリーズでは一般プレーヤーに向けて、伊達公子氏や浅越しのぶ氏といった日本テニス界をけん引したトップ選手の指導経験を持つメンタルアドバイザー椙棟紀男氏に、簡単に身に付くメンタルの強化方法を伝授してもらいます。

* * *

 エッセイストの松浦弥太郎さんの著書に『100の基本 松浦弥太郎のベーシックノート』というのがあります。

 松浦さんによると「いつも人や物事に好奇心を持っていると、はっとする小さな感動を発見することがあります。そんな時はメモに残しておき、自分が考える『基本作り』に役立てます。

『100の基本』とは、自分を知るため、自分の考えを整理するため、自分の成長のため、自分らしく生きるために、しっかりと身に付けておきたい“心掛け”のことです」と語っています。

 今回は、その「100の基本」の中から7つを選び、本文を引用しながら私の考えも加味して進めていきます。
 
 
①「敗者になっても弱者になるな」:弱者とは、他人に依存して保護を受けないと生活できない人のことです。敗者とは、どんなに失敗を繰り返しても、自力で再び挑む勇気を持つ人のこと。敗者には必ずチャンスが訪れます。

②「お金に好かれる働き方、暮らし方」:お金は自分を助けてくれる友達のような存在です。お金に嫌われる使い方か、お金が喜んでくれる使い方か、を考えて使いましょう。

③「原理原則は、正直・親切・笑顔」:自分の原理原則を持つと困った時やミスをした時の判断基準になります。

④「育てる。守る。続けていく」:人間関係は、育ててこそ生まれます。親子であってもです。関係ができたら守り、続けていくように工夫しましょう。

⑤「働くために遊ぶ」:良い仕事をするには、遊びも必要です。経験を通して身に付けた情報は、テニスにも役立ちます。

⑥「面倒くさいを楽しむ」:面倒くさいことにこそ、実は楽しみが潜んでいます。テニスでも言えることですが、丁寧なプレーは面倒くさい練習から生まれます。

⑦「心を磨く。そのために本を読み、音楽を聴き、演劇を見る。文化に触れる」:人間は、本物に触れることで感性という形で身に付きます。学ぶこと、感動することで知性、感性を手に入れてください。

構成●スマッシュ編集部
※スマッシュ2023年10月号から抜粋・再編集

【画像】強靭なメンタルを持つトッププロたちの練習の様子

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