海外テニス

大坂なおみ涙の敗戦。土居もストレートで敗れ、スペインに0勝2敗で初日を終える【女子国別対抗戦フェドカップ】

スマッシュ編集部

2020.02.07

思うようにプレーできないつらさから涙を流す大坂(左)とそれを慰める土橋監督(右)(C)GettyImages

 女子テニス国別対抗戦フェドカップの予選ラウンド、日本対スペインが、スペイン・ムルシア州のカルタヘナで開催。大会1日目となる7日(金)には、シングルス2試合が実施された。

 シングルス第1試合は大坂なおみ(10位)対サラ・ソリベストルモ(78位)、第2試合は土居美咲(86位)対カルラ・スアレスナバーロ(55位)の組み合わせで行なわれ、大坂は0-6、3-6、土居は3-6、4-6でそれぞれ敗れ、日本は0勝2敗で初日を終えた。

 試合の2日前にスペイン入りしたという大坂は、調整不足のせいか、立ち上がりから思うようなプレーができない。球足の遅いクレーコートと、トップスピンにスライスを織り交ぜた、ソリベストルモの粘り強いプレーに苦戦し、なかなかポイントを取らせてもらえない大坂は、第1セットを1ゲームも取れずに落としてしまう。

 流れを変えたい第2セットだったが、やはりストローク戦でミスを連発。試合を通して、50本ものアンフォースドエラーを数えた大坂は、3度のブレークを奪われ、0-6、3-6で敗れた。試合中には、つらさを堪えきれず涙を流してしまった大坂。土橋監督からの励ましの言葉を受けて、なんとか試合を続行する場面も見られた。
 
 続く第2試合は日本の土居と、スペインのエース、スアレスナバーロの対戦。序盤で先にブレークを奪った土居だったが、すぐに返される。その後もスアレスナバーロの深く、高く弾むバックハンドのスピンボールに押され、2度のブレークを奪われると、3-6でセットを落とした。

 後がなくなった第2セット。またも先にブレーク先行する立ち上がりとなったが、後が続かず、2度ブレークを許す。それでも果敢なストロークで攻め続け、1ゲームを返すも、4-5となった自身のサービスゲームでは、0-40のピンチで痛恨のダブルフォールトを犯し敗退。

 日本は0-2となり、後がない形で初日を終えた。大会2日目の8日(土)は、シングルス2試合、ダブルス1試合が行なわれる予定。

[大会2日目]
第1試合
大坂なおみ(シングルス10位) vs カルラ・スアレスナバーロ(シングルス55位)
第2試合
土居美咲(シングルス86位) vs サラ・ソリベストルモ(シングルス78位)
第3試合
青山修子/柴原瑛菜(ダブルス24位/同29位) vs ジョルジーナ・ガルシアペレス/アリョーナ・ボルソワサドイノフ(ダブルス71位/同298位)

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2月8日(土)午後7時頃~

構成●スマッシュ編集部