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海外テニス

“成長中”の坂本怜と“好調”の内田海智。課題に向き合う二人が慶應チャレンジャー決勝進出!<SMASH>

内田暁

2025.11.23

9月から磨いたサービスが好調を支える内田。錦織戦後の周囲の期待にも動じず勝ち上がり、昨年末に敗れた坂本との“リベンジマッチ”に挑む。写真=滝川敏之

9月から磨いたサービスが好調を支える内田。錦織戦後の周囲の期待にも動じず勝ち上がり、昨年末に敗れた坂本との“リベンジマッチ”に挑む。写真=滝川敏之

 錦織に勝ったことで、知人から「これで優勝だな」というメールを受け取りもした。周囲から、そのような目で見られていることを、多少のプレッシャーに感じもしたという。それでも「それとこれとは、別の話」と、自分の中で気持ちを切り替える。準決勝でも、サービスを軸に終始試合をコントロール。ストローク戦では、剛腕生かした強打に加え、柔らかなドロップショットやボレーなどの「遊び心」も織り交ぜつつ、相手を翻弄した。

「今までにない感覚が続いてますね。『何をしても(ショットが)入る感覚』と昨日言ったと思うんですけど、それがこの大会を通して続いている」

 本人もやや驚くほどの好調を支えるのは、9月から改善に取り組んできたサービス。トスの位置やタイミングを変えることで「身体の反動」を生かして打てるようになり、スピードと安定感が増した。
 
 セカンドサービスに関しては、「球種をもっと混ぜて」というプランはあるが、現時点では、まだファーストサービス重視。だからこそ内田は、「全体的に、まだ伸びしろがある。そこを強化すれば、もっと上にいけると僕は思っています」とニヤリと笑った。

 坂本との対戦は、昨年11月の四日市チャレンジャー以来。

「去年は、この時期に彼に負けてシーズンを終えた。これは僕にとってリベンジマッチ。今、最も勢いのある選手と言っても過言ではないし、彼に勝って優勝できれば、最高の1年になる」と、内田は意欲を燃やす。

 年齢的には開きはあるも、意識的に課題に取り組み、急成長中という意味では同じ二人。両者ともに楽しみにする再戦は、観る者にとっても、エキサイティングな一戦になるはずだ。

取材・文●内田暁

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