錦織に勝ったことで、知人から「これで優勝だな」というメールを受け取りもした。周囲から、そのような目で見られていることを、多少のプレッシャーに感じもしたという。それでも「それとこれとは、別の話」と、自分の中で気持ちを切り替える。準決勝でも、サービスを軸に終始試合をコントロール。ストローク戦では、剛腕生かした強打に加え、柔らかなドロップショットやボレーなどの「遊び心」も織り交ぜつつ、相手を翻弄した。
「今までにない感覚が続いてますね。『何をしても(ショットが)入る感覚』と昨日言ったと思うんですけど、それがこの大会を通して続いている」
本人もやや驚くほどの好調を支えるのは、9月から改善に取り組んできたサービス。トスの位置やタイミングを変えることで「身体の反動」を生かして打てるようになり、スピードと安定感が増した。
セカンドサービスに関しては、「球種をもっと混ぜて」というプランはあるが、現時点では、まだファーストサービス重視。だからこそ内田は、「全体的に、まだ伸びしろがある。そこを強化すれば、もっと上にいけると僕は思っています」とニヤリと笑った。
坂本との対戦は、昨年11月の四日市チャレンジャー以来。
「去年は、この時期に彼に負けてシーズンを終えた。これは僕にとってリベンジマッチ。今、最も勢いのある選手と言っても過言ではないし、彼に勝って優勝できれば、最高の1年になる」と、内田は意欲を燃やす。
年齢的には開きはあるも、意識的に課題に取り組み、急成長中という意味では同じ二人。両者ともに楽しみにする再戦は、観る者にとっても、エキサイティングな一戦になるはずだ。
取材・文●内田暁
【画像】坂本怜と内田海智がともに準決勝に勝ち、決勝は日本人対決が実現。ダブルスは今村昌倫/松田龍樹が準優勝|横浜慶應チャレンジャー2025 第5日
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セカンドサービスに関しては、「球種をもっと混ぜて」というプランはあるが、現時点では、まだファーストサービス重視。だからこそ内田は、「全体的に、まだ伸びしろがある。そこを強化すれば、もっと上にいけると僕は思っています」とニヤリと笑った。
坂本との対戦は、昨年11月の四日市チャレンジャー以来。
「去年は、この時期に彼に負けてシーズンを終えた。これは僕にとってリベンジマッチ。今、最も勢いのある選手と言っても過言ではないし、彼に勝って優勝できれば、最高の1年になる」と、内田は意欲を燃やす。
年齢的には開きはあるも、意識的に課題に取り組み、急成長中という意味では同じ二人。両者ともに楽しみにする再戦は、観る者にとっても、エキサイティングな一戦になるはずだ。
取材・文●内田暁
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