では多角形の「数字」に注目してみましょう。数字が大きくなれば、角の数は増えても、角の角度は鈍角になり、角っぽさが消えて丸型に近くなっていきます。
ということは、ボールへの引っかかり感は減りますが、スナップバックは起こりやすくなり、パワーヒッターに向く傾向にあります。つまり「丸型に近い10角形や8角形」が適しているように思います。
一方、数字が小さくなるほど角はどんどん鋭角になって、ボールの表面に食い込みやすくなり、引っかかり感が強くなります。ということは、ゆっくりめのスイングスピードでも、振り上げる軌道であれば、スピンがかかりやすくなる傾向が生まれます。
どちらも極端な例を示しましたが、要はバランスです。パワープレーヤーが角ばり感の強いストリングを使えば、多角形の角同士が食い込み合って、ストリングの動きを抑制し、スナップバックは起こりにくくなります。
昨今では「多角形といえば6角形」というくらい6角形モデルがはやっていますが、同じ6角形でも、角がとても鋭角なものや、丸めにされているものもあります。それぞれ鋭角さの違いにより、引っかかり感に個性があるわけです。
自分のスタイルには、どれくらい引っかかるのがいいかを考えて選んでください。色んなタイプを張り替えながら、スピン量と打球スピードとのベストバランスを発揮できる「マイベスト多角形」を探っていきましょう。
同じ機種でも数種類の太さ選択ができますが、どのように選んだらいいでしょうか?
よくショップで薦められるのは「まずは、よく売れている125でどうですか?」ですが、それはそれでいいと思います。
ただ、最初に試したのが125ならば、次は「別メーカーの125を」というのではなく、「機種選択→太さ選択→同機種の太さ違い」というやり方がいいですね。
ラケットでも「コーチから『あなたは285グラムがいいでしょう』と言われたから、私は絶対に285!」とこだわる人がいますが、数字にだけ縛られるのは感心しません。ストリング選びは、まず「機種の個性」に着目し、太さを選ぶのは二の次で、最終的に張り上げテンションです。
変な呪文に縛られることなく、1つ機種を選んだら、その中でバリエーションを試すことが、マイベストと出会う近道だと思います。
文●松尾高司(KAI project)
※『スマッシュ』2024年9月号より抜粋・再編集
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ということは、ボールへの引っかかり感は減りますが、スナップバックは起こりやすくなり、パワーヒッターに向く傾向にあります。つまり「丸型に近い10角形や8角形」が適しているように思います。
一方、数字が小さくなるほど角はどんどん鋭角になって、ボールの表面に食い込みやすくなり、引っかかり感が強くなります。ということは、ゆっくりめのスイングスピードでも、振り上げる軌道であれば、スピンがかかりやすくなる傾向が生まれます。
どちらも極端な例を示しましたが、要はバランスです。パワープレーヤーが角ばり感の強いストリングを使えば、多角形の角同士が食い込み合って、ストリングの動きを抑制し、スナップバックは起こりにくくなります。
昨今では「多角形といえば6角形」というくらい6角形モデルがはやっていますが、同じ6角形でも、角がとても鋭角なものや、丸めにされているものもあります。それぞれ鋭角さの違いにより、引っかかり感に個性があるわけです。
自分のスタイルには、どれくらい引っかかるのがいいかを考えて選んでください。色んなタイプを張り替えながら、スピン量と打球スピードとのベストバランスを発揮できる「マイベスト多角形」を探っていきましょう。
同じ機種でも数種類の太さ選択ができますが、どのように選んだらいいでしょうか?
よくショップで薦められるのは「まずは、よく売れている125でどうですか?」ですが、それはそれでいいと思います。
ただ、最初に試したのが125ならば、次は「別メーカーの125を」というのではなく、「機種選択→太さ選択→同機種の太さ違い」というやり方がいいですね。
ラケットでも「コーチから『あなたは285グラムがいいでしょう』と言われたから、私は絶対に285!」とこだわる人がいますが、数字にだけ縛られるのは感心しません。ストリング選びは、まず「機種の個性」に着目し、太さを選ぶのは二の次で、最終的に張り上げテンションです。
変な呪文に縛られることなく、1つ機種を選んだら、その中でバリエーションを試すことが、マイベストと出会う近道だと思います。
文●松尾高司(KAI project)
※『スマッシュ』2024年9月号より抜粋・再編集
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