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体重移動とラケットの担ぎ方を変えてパワーアップしたガスケ【サービスフォームの変遷|最終回】

スマッシュ編集部

2020.09.19

左/2017年は、左腕が後ろに振れている。右/2010年は左腕が不自然な形で残っている。写真:THE DIGEST写真部

左/2017年は、左腕が後ろに振れている。右/2010年は左腕が不自然な形で残っている。写真:THE DIGEST写真部

 最後はフィニッシュの形について。「17年では左腕が後ろに振られています。左腕は身体の側に留めておくのが一般的ですが、後ろに振ることで上半身の回る速度を上げることができます。よりパワーが出て、スライスサービスを打つ場合はより回転をかけられるメリットがあります。

 ただしこのスイングでボールをコントロールするのは難しいため、実際に行なってみて自分に合っているか判断してください。コントロールできるようであれば、取り入れてみるのも面白いです」
 
 体重移動とラケットの担ぎ方は、個性の出る部分。今の自分のフォームでフィットしていないと感じたら、色々なタイプに挑戦してみよう。

解説=谷澤英彦(マサスポーツシステム)
1989年に17歳9カ月の史上最年少で全日本選手権を制覇。現役時代はデ杯日本代表に名を連ね、引退後は守屋宏紀をジュニア時代から育てた。現在は橘テニスアカデミーでジュニア育成に携わる。日本テニス協会公認S級エリートコーチ。

構成●スマッシュ編集部
※スマッシュ2017年9月号から抜粋・再編集

【PHOTO】ガスケの2010年と2017年を比較した、フォームの変化がわかりやすい連続写真はこちら
 

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