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海外テニス

【レジェンドの素顔3】不振の要因は女性か。マッケンローとテータムの相性は?|後編〈SMASH〉

立原修造

2021.01.27

過密スケジュールによる故障が原因で、85年以降不振が続いたマッケンロー。写真:THE DIGEST写真部

過密スケジュールによる故障が原因で、85年以降不振が続いたマッケンロー。写真:THE DIGEST写真部

「困らされる大人」役を実演?

 ただ、一つだけ気になることがある。それは心理学的にみれば、2人の相性がまったく良くないということだ。それは将来に不安を残す。つまり、マッケンローの復活に暗い影を落としているのだ。それはどういうことか、詳しく見てみよう。

 相性というのは、当人同士が肌で感じる非常に微妙な感覚だが、お互いの性格を分類することによって、科学的に論証することができる。そこで、2人の性格を今までの行動などから分類してみよう。

 人間の性格を決定づけるのは、先天的な「気質」と後天的な「気性」だと言われている。気質というのは、親からの遺伝によるものだ。マッケンローは粘着気質を持つように思われる。これは、自己中心的でカーッとなるとどうにもならなくなる反面、実行力に富み、家庭を大事にするタイプでもある。スポーツ選手には、この気質を持つ人が多い。
 
 さて、性格を決定づける要素に、もう一つ気性がある。気性というのは、3歳くらいまでに環境によって形成されるものだ。マッケンローはおそらく、パラノイア的な気性を持つタイプだろう。

 このタイプは、とにかく物事にこだわる。そして、自分が価値のある人間だとか思いすぎる傾向にあり、自分の信念をめったに曲げたりしない。常に活動的だが、自分を前面に出しすぎる。いわゆる、エゴイスティックな気性ともいえるだろう。
 
 マッケンローの気質と気性はおおよそわかった。問題は、テータムの性格もまったく同じだということだ。特にパラノイア的な気性が強い。それは彼女の幼い頃の家庭環境が大きく影響しているだろう。

 テータムの父はよく知られているようにライアン・オニール(※俳優)。母も同じく女優だった。両親はテータムが幼い頃離婚して、彼女は母に引き取られた。しかし、すぐに父の元にあずけられている。こうした家庭的環境がテータムの性格に大きく影響しているのだ。

 マッケンローとテータムの相性に移ろう。

 彼らの性格は攻撃的な面が強く、テニスプレーヤーや女優にはピッタリだ。しかし、この同じ性格2人の組み合わせはよくない。2人の将来に不安があるというのは、まさにこのことを指している。
 
 濃すぎるコーヒーなら、お湯で少し薄めた方が飲みやすくなる。中和が大事ということだ。復活をめざすマッケンローにとって、攻撃的すぎる自分の性格を、もっと落ちつかせてくれる女性こそが必要なのではないだろうか。2人で一緒に槍で突きあったら、どういうことになるか。
 

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