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国内テニス

日本テニス界注目の11歳、石井心菜。4歳上のお姉さんたちに挑む「勝つぐらいの強い気持ちでできたら」<SMASH>

赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

2021.12.10

キャンプではお姉さんたちと一緒に頑張っている石井(前から4番目)。写真:スマッシュ編集部

キャンプではお姉さんたちと一緒に頑張っている石井(前から4番目)。写真:スマッシュ編集部

 この環境で練習するからこそ生まれた課題もある。「上の人たちとする時に、どれだけ自分の実力を発揮できるか。勝つぐらいの強い気持ちでできたらなと思います。誰としても自分のプレーができるようになったら、もっと勝てるかなと思います」。

 相手が自分よりも上のレベルだと思うと、気持ちの面で少し引いてしまう。その気持ちから変えて、勝機を見出だそうとしている。同年代ではトップにいるだけに、挑戦できる環境は貴重である。

 上のレベルの選手たちと練習できることに加えて、役立っているのがトレーニングとのこと。キャンプでは川田真琴トレーナーが選手を個別に見て、毎日行なうストレッチの課題を与えてくれる。
 
 石井は、「足首が硬いと言われました。無駄なロスが生まれるし、ヒザとかにも影響が出ると言われて、納得できました。判明してよかったです」。というのも、あまり得意でない守備を、それによって改善できるかもしれないからだ。

 上達しようという意思に、物おじしない性格は、プロ向きと言っていい。父親が石井弥起プロという環境面でのプラスもある。11歳だけに、今後どのように成長していくのか未知数だが、なんだか応援したくなる選手である。

取材・文●赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

【PHOTO】「リポビタン Presents伊達公子×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~」ジュニアたちが成長するキャンプの様子

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