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国内テニス

「本物」を見せる価値と重要性。西岡、沼尻、斉藤、3人のプロが自ら企画する地域活性化イベントがもたらす可能性とは?

赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

2019.12.16

キレッキレのスライスサービスで参加者を驚かせた西岡。後ろは津幡町テニス協会スタッフの河内さん。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

キレッキレのスライスサービスで参加者を驚かせた西岡。後ろは津幡町テニス協会スタッフの河内さん。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 この『地域活性化プロジェクト』は今回で3回目。1回目は沼尻の地元の茨城県で、2回目は西岡の地元の三重県で行なわれた。3回目を迎えて沼尻は、「毎回参加者の人数も増えて、今回はこれだけスタッフも増えて、規模も認知度も上がってきたと実感しています」と言う。

 実際3人のコンビネーションは抜群で、イベントの進行はとてもスムーズ。回を重ねるごとに、コツもつかめてきて、参加者が少しでも多く参加できて、満足度も高くなるような工夫もしているそうだ。

 さて、3人の地元である3カ所を回り終え、次はどこへ訪問するのか? 開催することは決めているが、現状では場所は決定していない。『地域活性化プロジェクト』という名前を掲げているとおり、地域でテニスが普及していくことを強く望んでいる。今回は津幡町テニス協会との共同で行なわれたが、このような形が理想的だと彼らは言う。

 津幡町テニス協会顧問の前田猛夫氏は、「少子化の時代にテニスの普及は協会として大事な仕事です。テニスを盛り上げるイベントはやっていく必要があります。野球やサッカーはメディアで取り上げられることが多いので、子どもの目もそちらに向きがちなので、こういう機会があると、認知されやすくなります」と喜んでいた。

 参加者だけでなく、協会内の活性化にもつながっているようで、「(協会の)若い人も、イベントの手伝いをすることで、普及に興味が湧いてきている」と言う。
 
 今回は津幡町テニス協会のスタッフがボランティアで手伝っており、「テレビなどでしか見たことがない選手とは、こういう機会がないと会えないのでうれしいです。動きやショットの1つ1つが全てお手本で、今後の指導に生かしていきたいです」と、ジュニアの指導をしている河内志保さん。

「球拾いに夢中だった僕に選手が声をかけてくれて、すごい選手は心も広いと思いました」とすっかりファンになった様子の中農泰晟さんもボランティアで参加したスタッフの1人だ。

 参加者たちがプロとプレーができて喜び、協会のスタッフも刺激をもらえる。そして選手のファンになっていく。良い循環が生まれているこのプロジェクト。テニスをもっと盛り上げたいと思っている協会は、次の開催地に立候補してみてはいかがだろうか? 

「本気でやってほしいという協会が出てきたらどうする?」と聞くと、間髪入れず「やります!」と答えた3人。現役時代にテニスの普及について考え、そして行動するプロの存在は、非常に貴重だ。

取材・文●赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

【PHOTO】西岡、斉藤、沼尻3人のプロが石川県津幡町で一般プレーヤーにレッスン&打ち合いをする充実のイベント!!
 

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