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国内テニス

「ライバルの存在」等、モチベーションの保ち方を、紆余曲折のテニス人生を歩んできた沼尻啓介がアドバイス

スマッシュ編集部

2019.12.20

アメリカの心理学者、アブラハム・マズローが提唱する「マズローの欲求5段階説」

アメリカの心理学者、アブラハム・マズローが提唱する「マズローの欲求5段階説」

 最後に、「プライベートの充実」です。プロになった時、次の目標を見つけて進まないといけないのに、プロになることが目標だったのことあり、少しモチベーションの維持が難しかったんです。

 そんな時、アメリカの心理学者、アブラハム・マズローが提唱する「マズローの欲求5段階説」を知りました。下からの欲求を満たさないと、上の方の欲求は達成できないというものです。下から、「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」です。

 自分の夢に向かって成長するのは一番上の「自己実現欲求」なので、他の4つの欲求を満たしていなくてはいけません。僕は自分で自分を認められていなかった時期がありました。つまり、承認欲求が満たされていなかったのです。
 
 プロになった時に、なかなか結果が出なくて、自分を認めることができませんでした。どうして承認欲求を満たせたのか。このイベントに救われています。少しでも皆さんの役に立ちたいと思って、イベントをどうするといいか、より良いアドバイスはできないかなと考えてやっていたら、感謝されることが増えてきました。プロとして人の役に立てると気づいた時に、今まで以上に高いモチベーションが出てくるようになりました。

 そして、ジュニアは睡眠不足ではいけません(※生理的欲求の欠如)。プライベートでの自分のメンタルを1つずつ整えることが、高いモチベーションにつながります。それがプロになるには、一番大切なことだと思います。

構成●スマッシュ編集部

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