ラクなシューズがいいとおっしゃる方の中で、「プレーを見ていると、もう少しシビアな方が向いているかな」というケースがあります。
特に「幅広」「ワイド」をお求めの方で、最初から「自分はワイドだから」「4Eじゃなきゃダメ!」と思い込んでいるけれど、実はワイドすぎてユルユルな靴よりも、足がシューズの中で左右にブレない程度にホールドしてくれる物の方がマッチしている...という方が少なくありません。
4Eと呼ばれる超ワイドタイプが本当に必要な方は確実に存在しますが、実は3Eでも十分な場合があります。ワイドは安易にラクと思われがちですが、足がシューズの中で左右に動いてしまうほどユルユルだと、かえって疲れるということを知ってほしいです。
それは、足自体がシューズの中で頑張らなければならないからです。ユルユルだと、その分だけ足を踏ん張って止まろうとするから疲れるんです。シューズの両内側に、必要十分なだけの幅があれば、足の無駄な横ブレを防ぎ、結果的に足自体にかかる負担は少なくて済みます。
「オレはワイドだから!」と決め付けている皆さん、一度、ちょっとだけ足幅の狭い「3Eタイプ」にも挑戦してみてください。
当連載で、シューズ購入時に絶対に必要! と訴えているのが「店頭での試履き」ですが、その試履きで感じるべきポイントを間違わないように注意しましょう。足を入れた瞬間に「あぁ、こりゃラクだぁ~」と思った場合は、チョット待て! です。
試履きは「静止状態」で行ないますが、オンコートでは常に動いています。激しい動きの中では、必要以上に足をフリーにせず、適度にホールドしてくれるサポート性能によって足自体への負荷を軽減してくれるのです。
だからただ立っている状態でラクなのではなく、急激に止まる時・強く蹴り出す時の「サポート力」をイメージしてください。
そして最後にひと言。プレーする時は必ず、そのたびごとに紐をしっかり締めてコートに出てください。脱ぎ・履きのラクは、プレー中のツラさになりますからね!
文●松尾高司(KAI project)
※『スマッシュ』2023年12月号より抜粋・再編集
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特に「幅広」「ワイド」をお求めの方で、最初から「自分はワイドだから」「4Eじゃなきゃダメ!」と思い込んでいるけれど、実はワイドすぎてユルユルな靴よりも、足がシューズの中で左右にブレない程度にホールドしてくれる物の方がマッチしている...という方が少なくありません。
4Eと呼ばれる超ワイドタイプが本当に必要な方は確実に存在しますが、実は3Eでも十分な場合があります。ワイドは安易にラクと思われがちですが、足がシューズの中で左右に動いてしまうほどユルユルだと、かえって疲れるということを知ってほしいです。
それは、足自体がシューズの中で頑張らなければならないからです。ユルユルだと、その分だけ足を踏ん張って止まろうとするから疲れるんです。シューズの両内側に、必要十分なだけの幅があれば、足の無駄な横ブレを防ぎ、結果的に足自体にかかる負担は少なくて済みます。
「オレはワイドだから!」と決め付けている皆さん、一度、ちょっとだけ足幅の狭い「3Eタイプ」にも挑戦してみてください。
当連載で、シューズ購入時に絶対に必要! と訴えているのが「店頭での試履き」ですが、その試履きで感じるべきポイントを間違わないように注意しましょう。足を入れた瞬間に「あぁ、こりゃラクだぁ~」と思った場合は、チョット待て! です。
試履きは「静止状態」で行ないますが、オンコートでは常に動いています。激しい動きの中では、必要以上に足をフリーにせず、適度にホールドしてくれるサポート性能によって足自体への負荷を軽減してくれるのです。
だからただ立っている状態でラクなのではなく、急激に止まる時・強く蹴り出す時の「サポート力」をイメージしてください。
そして最後にひと言。プレーする時は必ず、そのたびごとに紐をしっかり締めてコートに出てください。脱ぎ・履きのラクは、プレー中のツラさになりますからね!
文●松尾高司(KAI project)
※『スマッシュ』2023年12月号より抜粋・再編集
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