「やり続けるしかないと思います、ああいう選手と。慣れだと思うので。僕が今、20位くらいの選手に勝てると思えるようになったのも、勝った実績があるから。現に勝っているので、だいたい相手の力がわかるんです。でもトップ選手とは数回しかやたことがないし、勝ちきるとかセットを取った経験もまだないので……。そこを今回は、すごく良い経験ができました」
真のトッププレーヤーが、ここぞという場面で出してくる実力とはどれほどのものなのか? それに対抗するには、自分はどれほどのリスクを負うべきなのか? それらを見極めるためには、ジョコビッチやナダルら相手に、緊迫の試合を繰り返していくしかない。だからこそ今回の全豪でも、西岡は3回戦進出に焦点を当てる。その地点で彼を待ち受けるのは、恐らくは、ジョコビッチだ。
「もちろんジョコビッチ選手が上がってくるかわからないけれど、上がってきたら、大きなコートでの試合になる。そのなかで、またどうできるか? もし勝てなかったとしても、何ができたかが次のステップだと思うので、そこが大切だと思います」
昨年11月に、自身を「こてんぱん」に倒したジョコビッチのイメージを指標として、彼はこの約2か月間、自分を押し上げ続けてきた。その相手との再戦が実現すれば、それは、自身の現在地と目指す地点までの距離を測る、これ以上にない羅針儀となる。
文●内田暁
取材協力●ヨネックス株式会社
真のトッププレーヤーが、ここぞという場面で出してくる実力とはどれほどのものなのか? それに対抗するには、自分はどれほどのリスクを負うべきなのか? それらを見極めるためには、ジョコビッチやナダルら相手に、緊迫の試合を繰り返していくしかない。だからこそ今回の全豪でも、西岡は3回戦進出に焦点を当てる。その地点で彼を待ち受けるのは、恐らくは、ジョコビッチだ。
「もちろんジョコビッチ選手が上がってくるかわからないけれど、上がってきたら、大きなコートでの試合になる。そのなかで、またどうできるか? もし勝てなかったとしても、何ができたかが次のステップだと思うので、そこが大切だと思います」
昨年11月に、自身を「こてんぱん」に倒したジョコビッチのイメージを指標として、彼はこの約2か月間、自分を押し上げ続けてきた。その相手との再戦が実現すれば、それは、自身の現在地と目指す地点までの距離を測る、これ以上にない羅針儀となる。
文●内田暁
取材協力●ヨネックス株式会社