テニス四大大会「全米オープン」は現地8月30日に大会7日目を迎え、女子シングルス3回戦に第23シードで元世界ランキング1位の大坂なおみ(現24位)が登場。第15シードで元8位のダリア・カサキナ(オーストラリア/同18位)を6-0、4-6、6-3のフルセットで下し、同大会5年ぶり4度目のベスト16進出を決めた。
27歳の大坂が全米オープンに出場するのは2年連続9度目。2018年と20年には優勝を飾っている。5年ぶり3度目の優勝を目指す今大会にはシード選手として参戦しており、1回戦ではグリート・ミネン(ベルギー/同106位)を6-3、6-4で、2回戦では地元アメリカ勢のヘイリー・バプティスト(同47位)を6-3、6-1で下し、3回戦へ駒を進めていた。
3回戦で大坂が対峙したのは、これまでにツアー8勝を挙げ、今年3月末に国籍をロシアからオーストラリアに変更した28歳のカサキナ。両者が顔を合わせるのは今回が3度目で、過去2度の対戦ではいずれも大坂がストレートで勝利している。
この日はバプティスト戦に続いて昼用であるクリスタルをあしらった紫のウェアで試合に臨んだ大坂。第1セットは8本のダブルフォールトを犯すなど立ち上がりから精彩を欠いたカサキナに対して安定したプレーを披露し、相手に1ゲームも与えずにわずか23分で1セットアップとした。
第2セットは一転して両者が一進一退の攻防を展開。大坂は第5ゲームまでに3度のブレークを喫して1―4とリードを許しながら粘りのプレーを見せて4-4に追いつくも、迎えた第9ゲームで2本のダブルフォールトからサービスダウンし、接戦の末に1セットオールに持ち込まれた。
それでも勝負のファイナルセットは大坂に軍配。第4ゲームで先にブレークを果たすと、直後の第5ゲームではブレークポイントをセーブし、残りのサービスゲームもキープして1時間44分の熱戦をものにした。
大坂が最高峰の四大大会で2週目に残るのは、優勝した2021年1月の全豪オープン以来実に4年半ぶりで、23年7月の第1子出産後では初。試合後のオンコートインタビューでは「ここまでは長い道のりだった」としつつ、「本当にうれしい。2週目に残れるとは思っていなかった」と喜びを表現した。
大坂の4回戦の相手は今年6月の全仏オープンで四大大会2勝目を飾った第3シードのココ・ガウフ(アメリカ/同3位)。両者は2019年の全米3回戦を含めこれまでに5度対戦しており、大坂が2勝3敗と僅差で負け越している。インタビューの最後には「妹のように思っている」と語るガウフとの次戦に向け、「この舞台で地元選手と対戦するのはタフになるだろうけど、私を歓迎してくれる人がいたらいいなと思う。またここで彼女と対戦できるのもうれしい」と意気込みを口にした。
文●中村光佑
【画像】大坂なおみほか、2025全米オープンを戦う女子トップ選手たちの厳選フォト
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3回戦で大坂が対峙したのは、これまでにツアー8勝を挙げ、今年3月末に国籍をロシアからオーストラリアに変更した28歳のカサキナ。両者が顔を合わせるのは今回が3度目で、過去2度の対戦ではいずれも大坂がストレートで勝利している。
この日はバプティスト戦に続いて昼用であるクリスタルをあしらった紫のウェアで試合に臨んだ大坂。第1セットは8本のダブルフォールトを犯すなど立ち上がりから精彩を欠いたカサキナに対して安定したプレーを披露し、相手に1ゲームも与えずにわずか23分で1セットアップとした。
第2セットは一転して両者が一進一退の攻防を展開。大坂は第5ゲームまでに3度のブレークを喫して1―4とリードを許しながら粘りのプレーを見せて4-4に追いつくも、迎えた第9ゲームで2本のダブルフォールトからサービスダウンし、接戦の末に1セットオールに持ち込まれた。
それでも勝負のファイナルセットは大坂に軍配。第4ゲームで先にブレークを果たすと、直後の第5ゲームではブレークポイントをセーブし、残りのサービスゲームもキープして1時間44分の熱戦をものにした。
大坂が最高峰の四大大会で2週目に残るのは、優勝した2021年1月の全豪オープン以来実に4年半ぶりで、23年7月の第1子出産後では初。試合後のオンコートインタビューでは「ここまでは長い道のりだった」としつつ、「本当にうれしい。2週目に残れるとは思っていなかった」と喜びを表現した。
大坂の4回戦の相手は今年6月の全仏オープンで四大大会2勝目を飾った第3シードのココ・ガウフ(アメリカ/同3位)。両者は2019年の全米3回戦を含めこれまでに5度対戦しており、大坂が2勝3敗と僅差で負け越している。インタビューの最後には「妹のように思っている」と語るガウフとの次戦に向け、「この舞台で地元選手と対戦するのはタフになるだろうけど、私を歓迎してくれる人がいたらいいなと思う。またここで彼女と対戦できるのもうれしい」と意気込みを口にした。
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