年明けに開催されるテニス四大大会「全豪オープン」(2026年1月18日~2月1日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)では、これまでに大会を彩ってきた往年のチャンピオンたちの功績を称えるとともに、新たなチャンピオンを迎えることを目的としたオープニングセレモニーが、センターコート「ロッド・レーバー・アリーナ」で史上初めて挙行される予定だ。これには四大大会20勝のうち6勝を全豪で挙げたテニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラー氏(スイス/22年引退)も出席する見込みとなっている。
フェデラー氏は現役時代にメルボルンで21大会連続の本戦出場を経験し、通算では102勝15敗を記録。彼が100勝以上をマークした四大大会は、ウインブルドン(イギリス・ロンドン/芝コート/105勝)と全豪の2大会である。
セレモニーではフェデラー氏がアンドレ・アガシ氏(アメリカ)、パトリック・ラフター氏(アメリカ)、レイトン・ヒューイット氏(オーストラリア)とともに出場する「Battle of the World No.1s(歴代世界ランキング1位による対決)」と題した豪華エキジビションマッチも実施される見通し。既報の通り44歳のフェデラー氏は先日、「今後はさらに多くのエキジビションに参加したい」と意欲を示していた。
全豪オープンと言えば長きにわたり明るく楽しい雰囲気で親しまれていることや質の高いホスピタリティを提供していることなどから「ハッピー・スラム」とも呼ばれているが、その呼び名を広めた人物がフェデラー氏だったと言われていた。本人もその事実を認めており、同大会の公式サイトを通じて次のように語っている。
「私が全豪オープンを“ハッピー・スラム”と名付けたのはずいぶん昔のことのように感じますが、今でもその言葉を思い浮かべるたびに自分が笑顔になるのがわかります。メルボルンでの数々の瞬間を思い返すと、本当に感慨深いです」
セレモニーのチケットは149豪ドル(約15,600円)から販売。開催日は本戦開幕前日の1月17日を予定している。これを受け、全豪トーナメントディレクターのクレイグ・タイリー氏は「特別なオープニングセレモニーを導入できることを大変うれしく思います。新たなテニスシーズンの幕開けを壮大な形で飾るものになるでしょう」と喜びを明かしている。
海外メディア『UBITENNIS』などによると、今回のセレモニーでは新イベント「1 Point Slam」も開催。これには計48名が参加し、プロ選手やアマチュアに加え、著名人を主催者推薦で招待する特別参加枠も設けられる。試合はサービスから始まるたった1本のポイントで勝敗が決まる形式で行なわれ、カルロス・アルカラス(スペイン/現1位)、ヤニック・シナー(イタリア/同2位)、ニック・キリオス(オーストラリア/元13位/現672位)らが出場予定。優勝者には100万豪ドル(約1億230万円)が贈られる。
文●中村光佑
【画像】あの名シーンも!史上屈指のライバル、フェデラー&ナダルの“若かりし頃”ギャラリー
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フェデラー氏は現役時代にメルボルンで21大会連続の本戦出場を経験し、通算では102勝15敗を記録。彼が100勝以上をマークした四大大会は、ウインブルドン(イギリス・ロンドン/芝コート/105勝)と全豪の2大会である。
セレモニーではフェデラー氏がアンドレ・アガシ氏(アメリカ)、パトリック・ラフター氏(アメリカ)、レイトン・ヒューイット氏(オーストラリア)とともに出場する「Battle of the World No.1s(歴代世界ランキング1位による対決)」と題した豪華エキジビションマッチも実施される見通し。既報の通り44歳のフェデラー氏は先日、「今後はさらに多くのエキジビションに参加したい」と意欲を示していた。
全豪オープンと言えば長きにわたり明るく楽しい雰囲気で親しまれていることや質の高いホスピタリティを提供していることなどから「ハッピー・スラム」とも呼ばれているが、その呼び名を広めた人物がフェデラー氏だったと言われていた。本人もその事実を認めており、同大会の公式サイトを通じて次のように語っている。
「私が全豪オープンを“ハッピー・スラム”と名付けたのはずいぶん昔のことのように感じますが、今でもその言葉を思い浮かべるたびに自分が笑顔になるのがわかります。メルボルンでの数々の瞬間を思い返すと、本当に感慨深いです」
セレモニーのチケットは149豪ドル(約15,600円)から販売。開催日は本戦開幕前日の1月17日を予定している。これを受け、全豪トーナメントディレクターのクレイグ・タイリー氏は「特別なオープニングセレモニーを導入できることを大変うれしく思います。新たなテニスシーズンの幕開けを壮大な形で飾るものになるでしょう」と喜びを明かしている。
海外メディア『UBITENNIS』などによると、今回のセレモニーでは新イベント「1 Point Slam」も開催。これには計48名が参加し、プロ選手やアマチュアに加え、著名人を主催者推薦で招待する特別参加枠も設けられる。試合はサービスから始まるたった1本のポイントで勝敗が決まる形式で行なわれ、カルロス・アルカラス(スペイン/現1位)、ヤニック・シナー(イタリア/同2位)、ニック・キリオス(オーストラリア/元13位/現672位)らが出場予定。優勝者には100万豪ドル(約1億230万円)が贈られる。
文●中村光佑
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