専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

ツアーデビュー10年目にして初のトップ10入りを果たしたポール。飛躍の秘訣は趣味の“釣り”と明かす<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.03.02

大好きな釣りの時間に没頭することで、テニスにも好影響を与えていると明かしたポール。(C)Getty images

大好きな釣りの時間に没頭することで、テニスにも好影響を与えていると明かしたポール。(C)Getty images

 男子テニス世界ランキング10位のトミー・ポール(アメリカ)は、今季最初の四大大会である「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)でベスト8に進出。大会後のランキングで9位まで上り詰め、ツアーデビューから10年目にして初のトップ10入りを果たした。

 2019年にトップ100入りを果たして以降、非常に高いレベルのポテンシャルを持ちながらも長らく30位の壁を破れないでいたポールだが、昨年には3つのツアータイトルを獲得してブレークスルーに成功。そんな彼が、急激に調子を上げられた秘訣についてインタビューで明かしている。

 英国メディア『Express』によると、ポールはその秘訣について「完璧なワークライフバランス」を実現することを挙げており、トミーの場合は趣味である釣りをすることで心身ともにリフレッシュしているのだという。

「トーナメントに出場する前には、少しストレスを感じたり練習モードになって、常にテニス、テニス、テニスという状態になっていた。でも今は木曜日になるとチームから『テニスは終わりだ。釣りに行ってこい』と言われるよ。それが僕にとって本当に良いことなんだ」
 
 釣りに打ち込む時間がポールにとって非常に重要なようで、彼は「釣りをしていると心がすっきりするんだ。好きなことをしていると他のことを考える暇がなくて、本業から完全に切り離されるからね」と明かす。

 今となってはポールの釣り好きがテニス界の多くの人に認知されているようで、「みんな僕がオフシーズンの間ずっと釣りをしていたと思ってたみたいだよ。でもちゃんとテニスが一番だと言っているんだ」と語った。

 趣味の時間を定期的に挟むことでメリハリが生まれ、本業であるテニスにも集中できる環境になった。

「練習コートに行って上達することが好きになった。本当に真剣に取り組めるようになったんだ。テニスは仕事だけど、同時に楽しんでもいるよ」

 ポールは今後、母国開催のATP1000大会「BNPパリバ・オープン」(3月5日~16日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート)に出場予定。ワークライフバランスを確立することで新たなステージを迎えた彼のテニスを、地元カリフォルニアの人々へ存分に披露してほしい。

構成●スマッシュ編集部

【関連記事】1日で5名のシード選手が姿を消す異常事態!3名は食中毒ほかによる無念の棄権、他2名は格下に敗れる<SMASH>

【関連記事】錦織圭、全豪オープンの次なる相手は世界ランク11位のトミー・ポール!本当のチャレンジはここから始まる<SMASH>

【関連記事】「世界4位にいた頃のテニス」松岡修造氏が錦織圭を称賛!「周りの進化にどう対応していくか」と課題も<SMASH>
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    11月10日(月)発売

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    11月6日(木)発売

    定価:980円 (税込)
  • smash

    10月21日(火)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    10月16日(木)発売

    定価:1650円 (税込)
  • slugger

    9月24日(水)発売

    定価:1100円 (税込)