全豪オープンテニスは大会11日目を終え、女子シングルスの決勝カードが決定した。トップハーフを勝ち上がったのはアメリカ期待の21歳、ソフィア・ケニン。準決勝で今大会第１シードのアシュリー・バーティーを７－６（６）、７－５で下し、自身初のグランドスラム決勝進出を決めた。

　2月１日に決勝を戦うケニンだが、アメリカのテニス専門メディア「Tennis Channel」が公開した、当時７歳だったケニンのインタビュー動画がテニスファンの間で話題となっている。

　その動画は、全米No.1プレーヤーのアンディ・ロディックについて少女のケニンがインタビューに答えるというもの。インタビュアーの「ロディックに勝つための秘訣は何だと思う？」という質問にオドオドしながらも、「私は彼のサービスを返せるわ」と回答。「どうやって彼のサービスを返すの？」と聞くと、「スプリットステップをして準備を早くしてテイクバックを小さくすれば…」と話しており、この年齢にしてテニスの技術を論理的に理解していたことがわかる。

　ケニンは昨年３月に自身のツイッターで「このビデオ超面白い」と綴り、動画を投稿していた。
  　準決勝で勝利を収めた後、元世界１位のアンディ・ロディックは「この少女は素晴らしい選手になりました！最高、タイトルを持ち帰ってね」と記し、この投稿をリツイート。試合後、ケニンがそれに気付き、「アンディがツイートしてくれた！信じられないわ！」と喜んでいる動画も同胞のダブルススペシャリストであるマテックサンズのツイッターにアップされ、これもまた大きな反響を呼んでいる。

　快進撃を続ける21歳のケニンは、グランドスラム２勝を挙げているスペインのガルビネ・ムグルサと決勝を戦う。自身初のグランドスラム決勝でどんなプレーを見せてくれるのか。彼女のパフォーマンスから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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