挑戦者からの挑発が続いている。 

　現地７月30日（日本時間31日）、米ボクシング専門メディア『BoxingScene.com』は、WBA世界スーパーバンタム級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン）のインタビュー記事を公開した。その中で元WBA、IBF同級王者のサウスポーは、９月14日に名古屋のIGアリーナで対戦する現４団体統一王者・井上尚弥（大橋）戦へ並々ならぬ自信をにじませた。

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　７月10日の発表会見で井上が所属するジムの大橋秀行会長が「井上尚弥のキャリアで最強の強敵になる」と話すなど、世界中のボクシングファンから注目度が高いこのビッグマッチ。プロ戦績は、井上が30勝（27KO）と無敗街道を走り続けてきたのに対し、アフマダリエフは14勝（11KO）１敗だ。
  『BoxingScene.com』のインタビュー内では、「本当に興奮しているし、うれしい」と心境を明かしたアフマダリエフ。「この立場にいられること、４団体統一王座をかけて戦うという生涯に一度の機会が得られたことは、本当に幸運だ」と語り、「可能な限り最高のイノウエに備えるし、可能な限り最高のMJ（アフマダリエフの愛称）を出すつもりだ」と意気込んだ。

　さらに、「ボクシング界にモンスター（井上の愛称）なんかいない。俺は自分のことをモンスターだなんて呼ばない。彼のことをモンスターだとも思わない」と断言。「モンスターよりMJの方がクールなニックネームだと思うよ」と続けると、「リングは決して嘘をつかない」と強調しており、早くも打倒・井上へ自信満々のようだ。

　井上にとっても次戦が大きな試練なのは、おそらく間違いないだろう。はたしてどんなファイトが見られるのか。約１か月半後のゴングが今から楽しみでならない。

構成●THE DIGEST編集部

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