専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
モータースポーツ

【F1】「ユウキは凡庸なドライバーの域を出ていない」角田の前半戦に、伊紙が厳しい査定…一方、レッドブルには「勇気を持った行動」で意外な高評価

THE DIGEST編集部

2025.08.08

前半戦で期待以上の成績を残せなかった角田。現在獲得10ポイントでドライバーズランキング18位。(C)Getty Images

前半戦で期待以上の成績を残せなかった角田。現在獲得10ポイントでドライバーズランキング18位。(C)Getty Images

 F1は先週末に第14戦ハンガリーGPを終えたところでサマーブレイクに入った。各国メディアは前半戦を振り返り、各チームやドライバーの査定を行なっている。
 英国の日刊紙『The Guardian』は、特筆すべき5人のドライバーを取り上げ、まず「成績優秀者」には当然ながらチャンピオンシップ首位を走るオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を選定。「派手さはないが、ひたすら正確。彼のレース運びと姿勢は、まるで『教授』アラン・プロストを彷彿とさせるものがある」と称賛した。

 続いて「次点」は、僚友の後塵を拝したランド・ノリスで、「ミスさえ減らせば、チームメイトとのタイトル争いはシーズン最後まで続くだろう」と後半戦への明るい展望を示した。

 ドライバーズランキング3位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)には「改善の余地あり」との評価を下した。「ほとんど手に負えない車から何とか結果を引き出しており、2勝を挙げるなど健闘しているが、彼とチームの視線はすでに将来を向いている」と、今季のタイトル争い以外の戦いに注目しているようだ。

 多くのルーキーが登場した今季、前半戦の「最優秀新人」に挙げられたのは、ザウバーのガブリエル・ボルトレート。「スペインGPで新しいフロアが投入されて以降、20歳のブラジル人の才能は開花し始めた。戦闘力が高くないチームながらも、希望を感じさせる走りを見せている。後半戦でも同様のパフォーマンスを発揮できれば、来季アウディに変わるザウバーにとって、本物の財産となる」と評した。

 また同メディアは、中団チームのルーキーとして最上位のドライバーズランキング13位につけているアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)にも「順応力の高さと安定した自信ある走り」と賛辞を贈った。

 最後に「バカンスが必要」と指摘したのは、フェラーリで苦しい1年目を過ごしているルイス・ハミルトンだ。ハンガリーGPで「全く役に立たない」と自らを酷評して落ち込んだのは「厳しい注目のなかで新チームに順応しようとし、疲弊したドライバーの反応」との見解を示した。そして「おそらく他の誰よりも、この夏のリセットから最も多くの恩恵を受けるドライバーになるだろう」と、後半戦の巻き返しに期待を寄せている。
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    8月8日(金)発売!

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    8月7日(木)発売

    定価:890円 (税込)
  • smash

    7/18(金)発売!

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    7月25日(金)発売

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    7月24日(木)発売

    定価:1100円 (税込)