あと一歩届かなかった...。
現地9月6日、バレーボール女子の世界選手権(タイ・バンコク)は準決勝が行なわれ、15年ぶりのメダル獲得を目指す日本は強豪トルコに1-3(25-16、17-25、18-25、25-27)で競り負けた。47年ぶりの決勝進出はならず、日本は明日3位決定戦に回る。
世界ランク5位の日本は石川真佑、和田由紀子、佐藤淑乃、島村春世、宮部藍梨、関菜々巳がスタメン出場。リベロは小島満菜美が起用され、接戦を制した準々決勝のオランダ戦と変わらず。23年ネーションズリーグ優勝の強豪にベストメンバーで臨んだ。
第1セットは日本が好発進。島村のブロード攻撃、和田のフェイント、佐藤のスパイクで先手を奪う。守備でも攻撃力の高いトルコの豪打に小柄な関がブロックする。トルコの2枚ブロックを再び佐藤がぶち抜くと、長いラリーから強烈なバックアタックを決めて17-12とリード。怒涛の8連続得点で日本でトルコを圧倒。勢いそのまま先取した。
逆に第2セットはトルコが反撃。絶対エースのバルガスを中心に弾丸アタックで日本のコートにボールを叩きつける。日本は和田がブロックポイントを挙げるなど3連続得点。一時は2点差に迫るも相手のサーブで守備を乱され4連続失点。先に20点目を奪われると、アクバシュ監督は秋本美空と中川つかさの2枚を投入。なんとか流れを変えようとするが、トルコは再びバルガスが追加点。結局8点のビハインドをつけられ、このセットを落とす。
第3セットもバルガスと、もうひとりのエースアタッカー・カラクルトを中心にトルコの高い得点力が日本に牙を向く。なんとか食らい付きたい日本は守備でも石川のバックアタックが相手の高い壁に止められ、3点のビハインド。左右からトルコの強打を止められず4連続失点で11-17。和田のスパイクも止められ、先に20点目を与える。日本は粘り強いレシーブから主将の石川につなげ連続得点。なんとか追い上げるが、トルコのぶ厚い攻撃を止められず。連取され、窮地に立たされる。
負けられない日本は第4セット、序盤から石川が気迫のスパイク、23歳の佐藤が連続得点を挙げる。ミドルの宮部がCクイック攻撃、小島のフライングレシーブから和田が決めるなど一進一退の攻防。互いの気迫がぶつかり合う。
中盤にトルコにミスが出ると、その隙を見逃さず和田がライトから強烈スパイクで連続得点。さらにここぞで弾丸サービスエースが2本決まり、日本が一歩抜け出すと会場は「ニッポン!」コールが鳴り響き、まるでホームのような雰囲気に。一時はリードしたが、トルコの驚異的な粘りにあいデュースに持ち込まれる。日本は最後まで食い下がったが最後は佐藤のスパイクがコートを外れ、トルコ選手が喜びを爆発した。
惜敗した日本は3位決定戦で、このあと行なわれるイタリア(世界ランク1位)対ブラジル(同2位)の敗者と対戦する。どちらが来ても格上で厳しい戦いになるが、2010年大会以来となる銅メダルを目指す。
<女子バレー日本 試合結果>
■予選ラウンド
8月23日 〇3-0カメルーン
8月25日 〇3-2ウクライナ
8月27日 〇3-1セルビア
■決勝トーナメント
ラウンド16 〇3-0タイ
準々決勝 〇3-2オランダ
準決勝 ●1-3トルコ
3位決定戦 イタリア対ブラジルの敗者(9月7日)
構成●THE DIGEST編集部
【記事】高さとパワー頼みの元世界女王・中国代表に“限界説?” 中国メディアが評価した日本女子バレー「欧州攻略の強み」【世界バレー】
【記事】「ブチギレないで」女子バレー日本代表・石川真佑が先輩に可愛く謝罪「めちゃ怒るじゃん。気づかなかったの」
現地9月6日、バレーボール女子の世界選手権(タイ・バンコク)は準決勝が行なわれ、15年ぶりのメダル獲得を目指す日本は強豪トルコに1-3(25-16、17-25、18-25、25-27)で競り負けた。47年ぶりの決勝進出はならず、日本は明日3位決定戦に回る。
世界ランク5位の日本は石川真佑、和田由紀子、佐藤淑乃、島村春世、宮部藍梨、関菜々巳がスタメン出場。リベロは小島満菜美が起用され、接戦を制した準々決勝のオランダ戦と変わらず。23年ネーションズリーグ優勝の強豪にベストメンバーで臨んだ。
第1セットは日本が好発進。島村のブロード攻撃、和田のフェイント、佐藤のスパイクで先手を奪う。守備でも攻撃力の高いトルコの豪打に小柄な関がブロックする。トルコの2枚ブロックを再び佐藤がぶち抜くと、長いラリーから強烈なバックアタックを決めて17-12とリード。怒涛の8連続得点で日本でトルコを圧倒。勢いそのまま先取した。
逆に第2セットはトルコが反撃。絶対エースのバルガスを中心に弾丸アタックで日本のコートにボールを叩きつける。日本は和田がブロックポイントを挙げるなど3連続得点。一時は2点差に迫るも相手のサーブで守備を乱され4連続失点。先に20点目を奪われると、アクバシュ監督は秋本美空と中川つかさの2枚を投入。なんとか流れを変えようとするが、トルコは再びバルガスが追加点。結局8点のビハインドをつけられ、このセットを落とす。
第3セットもバルガスと、もうひとりのエースアタッカー・カラクルトを中心にトルコの高い得点力が日本に牙を向く。なんとか食らい付きたい日本は守備でも石川のバックアタックが相手の高い壁に止められ、3点のビハインド。左右からトルコの強打を止められず4連続失点で11-17。和田のスパイクも止められ、先に20点目を与える。日本は粘り強いレシーブから主将の石川につなげ連続得点。なんとか追い上げるが、トルコのぶ厚い攻撃を止められず。連取され、窮地に立たされる。
負けられない日本は第4セット、序盤から石川が気迫のスパイク、23歳の佐藤が連続得点を挙げる。ミドルの宮部がCクイック攻撃、小島のフライングレシーブから和田が決めるなど一進一退の攻防。互いの気迫がぶつかり合う。
中盤にトルコにミスが出ると、その隙を見逃さず和田がライトから強烈スパイクで連続得点。さらにここぞで弾丸サービスエースが2本決まり、日本が一歩抜け出すと会場は「ニッポン!」コールが鳴り響き、まるでホームのような雰囲気に。一時はリードしたが、トルコの驚異的な粘りにあいデュースに持ち込まれる。日本は最後まで食い下がったが最後は佐藤のスパイクがコートを外れ、トルコ選手が喜びを爆発した。
惜敗した日本は3位決定戦で、このあと行なわれるイタリア(世界ランク1位)対ブラジル(同2位)の敗者と対戦する。どちらが来ても格上で厳しい戦いになるが、2010年大会以来となる銅メダルを目指す。
<女子バレー日本 試合結果>
■予選ラウンド
8月23日 〇3-0カメルーン
8月25日 〇3-2ウクライナ
8月27日 〇3-1セルビア
■決勝トーナメント
ラウンド16 〇3-0タイ
準々決勝 〇3-2オランダ
準決勝 ●1-3トルコ
3位決定戦 イタリア対ブラジルの敗者(9月7日)
構成●THE DIGEST編集部
【記事】高さとパワー頼みの元世界女王・中国代表に“限界説?” 中国メディアが評価した日本女子バレー「欧州攻略の強み」【世界バレー】
【記事】「ブチギレないで」女子バレー日本代表・石川真佑が先輩に可愛く謝罪「めちゃ怒るじゃん。気づかなかったの」