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角田裕毅のF1キャリアはあと8戦? 専門メディアが「かつてのペレスと同じ」ルートを辿る可能性を示唆... 「劇的な巻き返しがなければ、今季限りでシートを失う」

THE DIGEST編集部

2025.09.12

ここまで期待通りの活躍ができていない角田。シーズン残り3分の1で評価を覆せるか。(C) Getty Images

ここまで期待通りの活躍ができていない角田。シーズン残り3分の1で評価を覆せるか。(C) Getty Images

 2025年のF1は先週末のイタリアGPで24戦中の16戦、つまりシーズンの3分の2が終了した。ヨーロッパラウンドが幕を閉じ、今後はアゼルバイジャンから東南アジア、アメリカ、中東と移動するスケジュールだ。

 終盤戦を前にスポーツ専門チャンネル『FOX SPORTS』のオーストラリア版が、ここまでのシーズンを振り返り、「勝者と敗者」を選定している。

「勝者」では、まず圧倒的な強さでコンストラクターズ・チャンピオンシップをリードしているマクラーレンのチーム代表、アンドレア・ステラ氏の名を挙げた。「わずか2年足らずで支配的なチームへと変貌させた驚くべき偉業」だけでなく、「『チーム第一』という驚異的な文化を築き上げ、ドライバーたちの間に真に特筆すべき忠誠心を育んだ」と理由が綴られた。

 もちろん、賛辞はドライバーにも向けられている。ポイントリーダーのオスカー・ピアストリに対しては、「デビューからわずか29カ月で、有望なルーキーからタイトル最有力候補にまで駆け上がった」とその成長曲線の鋭さを絶賛。「シーズン開幕時は(チームメイトの)ランド・ノリスが大本命とされていたが、オーストラリア人は印象的な走りを続け、欧州に上陸してから離れるまでに、チームメイトに対するリードをほぼ倍増させた」と、その働きぶりを評している。
 
 意外なセレクトとなったのがフェラーリ。ここまで1勝も挙げていないにもかかわらず、「それでもなおチャンピオンシップではメルセデスとレッドブルを抑えて2位につけており、これは条件付きながらも成功と言える」と評価。加えて、やや皮肉的な見方で、「爆発しやすいイタリアチームにとっては、崩壊していない事実自体が勝利である」とも付け加えた。

 他には、「今や有望株ではなく、確立されたスター」と表現したガブリエル・ボルトレト(ザウバー)、「鋭いレース運びを続けてきたシーズンへの正当な報酬」としてオランダGPで初表彰台に上がったアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)のルーキー勢も「勝者」カテゴリに加えた。

 さらに、シーズン中にレッドブルのチーム代表に昇格し、「早くも存在感を示している」ローラン・メキース氏、そして「かつてないほど強く、速く、洗練されたオペレーターとしての姿を見せている」アレクサンダー・アルボンと、その走りをサポートするウィリアムズも選んだ。
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