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「復帰の可能性も出てくる」角田裕毅が26年中にシート奪取も? 元F1ドライバーが描いた早期復活のシナリオ

THE DIGEST編集部

2025.12.05

来季はテスト兼リザーブドライバーとしてシーズンを始める角田。26年中のF1シート奪還の可能性もある?(C)Getty Images

 元F1ドライバーのラルフ・シューマッハ氏は現地12月2日、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』のポッドキャスト番組『Backstage Boxengasse』に出演。テスト兼リザーブドライバーへの降格が決まった角田裕毅(レッドブル)が来季、レーシングブルズからF1のグリッド上に復帰する可能性を指摘した。

 シューマッハ氏は、レッドブルが角田をリザーブドライバーという形でチームに残した点を高く評価。「何か問題が起きた時、両チーム(レッドブル、レーシングブルズ)の状況やマシンを熟知しているドライバーがいたほうがいい。少なくとも来年は角田を上手く活用して、その後に様子を見ればいい」と、2チームに所属した角田の経験値に注目した。
 
 また、来季唯一の新人となるレーシングブルズのアービッド・リンドブラッドの名前を出して、もし角田が英国人ルーキーを圧倒すれば、「復帰の可能性も出てくるだろう」とコメントしている。

 さらに昨季、角田とのシート争いを制してレッドブルに昇格したものの、今季わずか2戦で角田と入れ替わる形でジュニアチームに降格した元僚友リアム・ローソン(レーシングブルズ)の状況次第では、ふたたびシーズン中のレギュラー変更もあると見通した。

「ローソンも成否を分けるシーズンとなる。レッドブルへの復帰は現実的ではなく、(27年の)ドライバー市場は不安定な状況が予想されるため、チームの枠を外れる可能性もある。ローソンにとっての問題は、リンドブラッドに圧倒された場合、再び角田とシートを争う状況になることだ」

 角田はシート喪失後、自身のインスタグラムで「グリッドに立つにふさわしい存在であると証明するために、これまで以上に努力すると決意している」と宣言。果たして来季、グリッド上で角田の姿が見られるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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