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フィギュア

日本フィギュア団体戦金メダルのカギ 全日本取材で来日した五輪敏腕記者が大胆展望【ミラノ・コルティナ五輪】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2026.01.08

ミラノ・コルティナ五輪に臨むフィギュアスケート日本代表選手。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

ミラノ・コルティナ五輪に臨むフィギュアスケート日本代表選手。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 2026年2月6日に開幕するミラノ・コルティナ五輪まで1か月を切った。日本代表最終選考会を兼ねたフィギュアスケート全日本選手権の結果により、同五輪に臨む代表選手が下記のように決まった。大会初日には日本の金メダル獲得が期待されるフィギュアスケート団体戦が行なわれる。ライバル国の名物記者に日本代表メンバーの印象、団体戦の行方について訊いてみた。

<ミラノ・コルティナ五輪 フィギュアスケート日本代表>
男子シングル(3名) 鍵山優真、佐藤駿、三浦佳生
女子シングル(3名) 坂本花織、中井亜美、千葉百音
ペア(2組) 三浦璃来/木原龍一、長岡柚奈/森口澄士
アイスダンス 吉田唄菜/森田真沙也(※団体戦のみ。個人枠はなし)

 昨年12月末、全日本が開催された東京・代々木第一体育館。その記者席に米国のフィギュアスケート解説者ジャッキー・ウォン氏の姿があった。同氏はグランプリシリーズをはじめ、冬季五輪や世界選手権など多くの国際大会を取材している敏腕記者である。連日、全日本フィギュアを取材し続けたTHE DIGESTは同氏を直撃してみると、快く取材に応じてくれた。

 ウォン氏は「実際に日本でナショナルを現地取材するのは今回が初めてなんだ。普段は自宅で観戦しているよ」と明かしてくれた。「特に今季は五輪シーズンだ。もともと日本の選手に興味があったから今回来日できて嬉しいよ」と笑顔を浮かべた。3日間、大会を見届けた同氏は「今まで見たきた中で最高の競技会のひとつだった」と絶賛。勢いあるジュニア勢の伸びしろに関心を示しつつ、日本フィギュアのレベルの高さに改めて脱帽していた。
 
 まず男子の代表選手、全日本で表彰台に上った3選手の印象について訊いてみると、高い評価が返ってきた。「シーズンを通して鍵山優真は常に表彰台の有力候補のひとりだ。すべてのスケート選手の中で彼が最もイリア・マリニン(米国)に挑戦できる可能性が高いだろう」と分析。“4回転の神”と称されるマリニンと、現時点で鍵山が勝負できる相手だと主張した。

 続けて「佐藤駿も表彰台に立てることを証明している。三浦佳生はクリーンな演技ができれば、彼もまた表彰台に立つ可能性がある。つまり、3人とも五輪本番で大きな可能性を秘める素晴らしい選手だ」と熱弁。「3人とも280点~300点までを獲得できることが証明されている。特にカギヤマは320点までを出せる力がある」と日本のエースに注目した。

 一方、実力伯仲だった女子シングルの代表争いは「技術、芸術性、スケーティングの基礎。すべての選手が非常に高く、素晴らしいレベルが繰り広げられた」と唸る。「ミラノ・コルティナ五輪代表に選ばれた坂本花織、中井亜美、千葉百音はシーズンを通して自分たちの実力を証明し、全日本でも素晴らしい演技を見せた」と語り、彼女らの代表選出は順当な結果だと評した。
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