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eスポーツ

トッププロの賞金総額は7億円超え!市場拡大が止まらない世界と日本の「eスポーツ」人気に迫る

THE DIGEST編集部

2020.05.11

2019年8月、上海で行われた「The International 2019」

2019年8月、上海で行われた「The International 2019」

 ここ数年“eスポーツ(Esports)”という用語が社会に広く浸透している。その勢いは「2018年ユーキャン新語・流行語大賞」で”eスポーツ”がトップ10入りを果たしたことからも確認できる。eスポーツは海外で大規模な大会が多数開催され、プロ選手たちは非常に高額な賞金を獲得している。プロ選手だけではなく、ストリーマーやエンターテイナーとして活躍するプレイヤーも多く、ゲーム業界はおろか社会に影響を与えている人物も少なくない。今回はそういったeスポーツの国内外における人気やキャリアについて紹介していく。
 
 まずはeスポーツ大会の頂点と言っても過言ではない「The International(以下、TI)」を紹介しよう。TIとはプラットフォームサービス「Steam」を開発・運営しているValve Corporationが開発したMOBAジャンルのPCゲーム『Dota 2』の世界大会で、2019年に行われた「TI9」の賞金総額は3430万ドル、日本円で約37億円にも上った。これはスポーツの世界大会と比較しても遜色ない規模であり、海外におけるeスポーツ市場の大きさがわかる。

 以前、本サイトでも紹介した『リーグ・オブ・レジェンド』の世界大会「2019 Season World Championship」の賞金総額は222万ドル(約2億5000万円)、日本国内でも活動が盛んな『PlayerUnknown’s Battlegrounds(通称、PUBG)』の世界大会「PUBGGlobal Championship」の賞金総額は400万ドル(約4億円)とTIには劣るものの賞金総額は億単位に設定されている。
 
 世界で活躍するトッププロ達がどれほどの賞金を稼いでいるのか。プロゲーマーの獲得賞金額を記録するサイト「Esports Earnings」では、Dota2の世界大会「TI」にて2年連続優勝を果たしたヨーロッパの強豪「OG」のN0tail,JerAx,ana,Ceb,Topson選手が世界で最も多くの賞金を獲得したプロゲーマーとして名を連ねている。その金額は歴代1位のN0tail選手が689万ドル(約7億4300万円)、歴代5位のTopson選手が541万ドル(約5億8300万円)だ。

『リーグ・オブ・レジェンド』のプロチーム「T1」に2013年から所属するFaker選手は同サイトにて66位にランクイン、獲得賞金総額は125万ドル(約1億3500万円)。Faker選手は韓国人であれば一度は聞いたことがあるレベルの伝説級プレイヤーで、プロプレイヤーとして引退した際に「T1」の共同経営者になる契約を結んでいる。
 

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