専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
eスポーツ

トッププロの賞金総額は7億円超え!市場拡大が止まらない世界と日本の「eスポーツ」人気に迫る

THE DIGEST編集部

2020.05.11

 また、2019年の9月にソフマップとの共同事業でアパレルブランド”DETONATOR”を立ち上げるほか、スタジオレンタル業を手掛けるクローク共同事業で専用のスタジオ”DETONATOR BASE 恵比寿”のオープンを発表した。eスポーツ業界だけの活動に留まらず、一社会の一ブランドとして躍進していく彼らこそ、国内eスポーツ市場において最も成功している集団と言えるだろう。

 冒頭で述べたように、“eスポーツ”という用語はもうコンピュータゲームだけの枠に収まらず、社会に多くの影響を与えている。新型コロナウイルスの影響で多くのイベントや娯楽が中止されている中、バスケ、野球などのリアルスポーツでもeスポーツが新たなコンテンツとして配信されている。
 
 2020年3月にシーズン中断が決まったNBAでは「NBA 2K プレイヤー・トーナメント」と称してNBA公式ビデオゲーム「NBA 2K20」を使ったNBAの現役選手16名によるeスポーツ大会を実施し、「NBA 2K20」の日本公式アンバサダーである八村塁も参戦した。

 プロ野球ではシーズンの開幕戦延期が確定した代わりに、NPBとKONAMIが共催でeプロ野球”バーチャル”開幕戦2020を実施した。eスポーツのプロプレイヤー同士が「実況パワフルプロ野球」で対戦し、その様子にプロの実況解説を加えて動画配信するという企画だ。実際に開幕戦で予定されていた対戦表が再現されている。この模様はYouTubeのKONAMI公式チャンネルなどで視聴可能だ。またNPBは「eBASEBALL プロリーグ」という「実況パワフルプロ野球」を使用したプロ野球eスポーツリーグを2018年から開催しており、2020年の1月には2回目の「SMBC e日本シリーズ」が行われた。

 日本サッカー協会(JFA)も今年からeサッカー日本代表というカテゴリーを新設。
サッカーゲーム「FIFA2020」で開催されているeスポーツ・サッカーの世界大会に向け、精力的に取り組んでいく方針を発表した。

 社会やリアルスポーツにおいても注目され始めた”eスポーツ”の動向に今後も目が離せない。
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号