プロレスリング・ノアは6月20日、ノア特設アリーナで行なわれた『ALL FOR SIDE GHCナショナル選手権次期挑戦者決定トーナメントDay2』準決勝2試合と決勝前を動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで配信した。　

　今回のトーナメントは２日に分けて配信されたが、収録は１日で行なわれており、ワンデートーナメントとして開催されている。

　決勝の舞台には、大原はじめ、小峠篤司、谷口周平をサイトースープレックスで破ってきたマサ北宮と、岡田欣也、モハメド・ヨネ、レネ・デュプリを撃破した元W-1の征矢学による金剛同門パワフル対決に。本部席には明日、この勝者の挑戦を受けるGHCナショナル王者、中嶋勝彦の姿が。

　両選手ともにこの日４試合目になったものの、ゴングと同時にタックル合戦やラリアット合戦を繰り広げるなど、金剛のパワフル対決の名に相応しい力強い好勝負に。監獄固めで征矢を追い込む北宮。征矢はこれを何とか凌ぐと力技で押していくが、北宮の「負けられない」気持ちが強く、大技の数々を返していく。しかし、サイトースープレックスやエルボーの連打を切り抜けた征矢が、２回戦以降、フィニッシュホールドとして使って来た弾道を炸裂させてカウント３。征矢がノア参戦後、初となるタイトル挑戦のチャンスを掴んでいる。
  　試合後、征矢は「チャンピオン！あんたが考案したこのトーナメント。１日４試合勝ち抜いてここまで来たぞ！もう文句はねぇな！次の挑戦者、この征矢学だ！」と叫ぶと、勝彦もリングに入り「征矢学！あんたの覚悟、しっかり見たよ！素直にカッコいいよ！このナショナルのベルトを懸けて俺と勝負だな」と征矢の実力を認めた上で、挑戦を受諾した。ノアで実績を作れた征矢が次に目指すのは、もちろん赤いナショナル王座だ。決戦まで時間は１日しかない。

◆プロレスリング・ノア◆
『ALL FOR SIDE GHCナショナル選手権次期挑戦者決定トーナメントDay2』
2020年6月20日配信
ノア特設アリーナ（無観客試合）
▼GHCナショナル選手権次期挑戦者決定トーナメント2回戦
○谷口周平（11分26秒　片エビ固め）吉岡世起●
※ダイビングボディプレス
▼GHCナショナル選手権次期挑戦者決定トーナメント2回戦
●小峠篤司（14分00秒　片エビ固め）マサ北宮○
※サイトースープレックス
▼GHCナショナル選手権次期挑戦者決定トーナメント2回戦
●モハメド・ヨネ（12分45秒　体固め）征矢学○
※弾道
▼GHCナショナル選手権次期挑戦者決定トーナメント準決勝
●谷口周平（11分12秒　片エビ固め）マサ北宮○
※サイトースープレックス
▼GHCナショナル選手権次期挑戦者決定トーナメント準決勝
●レネ・デュプリ（14分37秒　片エビ固め）征矢学○
※弾道
▼GHCナショナル選手権次期挑戦者決定トーナメント決勝戦
○征矢学（14分27秒　片エビ固め）マサ北宮●
※弾道
※征矢が中嶋勝彦が保持するGHCナショナル王座に21日のTVマッチで挑戦。

文●どら増田

【動画】中嶋vs征矢の舌戦！互いのプライドをかけて戦う！