格闘技・プロレス

新日本・永田裕志との"危険な一騎打ち"を制した鈴木みのる「次に行くところは決めてるんだよ」

どら増田

2020.08.01

のっけからバチバチの火花を散らす鈴木みのる(左)と永田裕志(右)。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは7月31日、『SUMMER STRUGGLE 2020』東京・後楽園ホール大会を開催した。

 メインイベントでは、永田裕志と鈴木みのるによる危険な一騎打ちが実現。

 永田と鈴木は今年の『ニュージャパンカップ2020』1回戦で7年ぶりに対戦。激しい打撃の応酬、壮絶な削り合いの末、永田が辛勝を収めた。以降も両者はバチバチのファイトを繰り広げ、みのるは25日に開催した愛知・愛知県体育館大会の試合後に「永田裕志公開処刑、シングルマッチ組めよ」と要求。永田も「オマエが壊れるか、俺が壊れるか、二つに一つだ」と迎撃の構えを見せた。そして、27日の後楽園大会でタッグマッチ終了後、みのるがマイクを握って「タイマンやろうぜ。永田裕志、公開処刑だ」とあらためてアピールすると、永田もバックステージで「こっちは逃げも隠れもしない、万全の調子でかかってこい。いつでも受け止めて、叩き返してやる」と返答。今回のシングル対決が正式に決定した。
 
 まず「風になれ」に乗って、みのるが先に入場。ファンの「風になれ」の大合唱はないが、ファンは大きな手拍子で盛り上げる。永田が入場して来ると、みのるは視線を逸らさない。ゴングが鳴り、2人は睨み合い。みのるがニヤリと笑うとエルボー&蹴りの応酬を繰り広げる。

 場外戦に移ると永田の足をフェンスに乗せ、蹴り上げて右膝を集中攻撃。思わず「痛い」という言葉が口に出てしまうほど、悶絶する永田。リングに戻ってもみのるはロープをうまく使いながら、永田の右膝を絞り上げていく。永田が蹴りで切り抜けると再びエルボー合戦。エルボーを食らうたびに舌を出しながら笑顔になるみのる。気がつけば2人の首筋は真っ赤になっているのが遠目からもわかる。

 お互いに崩れ落ちるも罵声を浴びせ合いながら、ヘッドバット合戦から、またまた立ち上がってエルボー合戦。みのるがスリーパーからゴッチ式パイルドライバーを狙った隙を突いて、永田がエクスプロイダーから蹴りで倒し、バックドロップホールドを狙うもヘッドロックで粘るみのる。さらにヘッドバットでこのピンチを切り抜けたみのるは手を後ろに組み「来いよコラ」と挑発しながらエルボー合戦。永田が自らの頬を指すと、張り手合戦に進展する。みのるのラッシュに永田がダウン。最後はそのままみのるが強引にゴッチ式パイルドライバーを決めてカウント3。みのるがリベンジに成功した。