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「プログラムを観たが、ひどいものだ」プルシェンコがコストルナヤ移籍に関して、旧陣営へ辛辣なコメント

THE DIGEST編集部

2020.08.04

コストルナヤ移籍に関してトゥトベリーゼが発信したインスタグラムのコメントに対し、プルシェンコが反論した。(C)Getty Images

コストルナヤ移籍に関してトゥトベリーゼが発信したインスタグラムのコメントに対し、プルシェンコが反論した。(C)Getty Images

 ロシアフィギュアスケート界で、昨シーズンのGPファイナルを制したアリョーナ・コストルナヤの移籍をめぐり、新旧コーチの舌戦が勃発している。旧コーチ、エテリ・トゥトベリーゼ氏の見解に、新コーチに就任したエフゲニー・プルシェンコ氏による反論を、ロシアメディア『RT』が報じている。

 発端は、これまでコストルナヤの指導を任されていたトゥトベリーゼ氏が、先日明らかとなった今回のコーチ変更に関して、自身のSNS上でその経緯を告白。同選手側から同じリンク上で練習したくない選手のリストを渡された陣営は、受け入れ難い要望と判断。師弟関係の解消を決断するに至ったというものだ。

 この発言を受け、五輪2大会の金メダリストで新コーチのプルシェンコ氏は、「馬鹿げた話。コストルナヤは、誰とでも一緒に喜んで練習していた」とコメント。「何の問題もない。どの選手とも快く練習をするし、他の選手たちを積極的に受け入れている。仲間の存在が必要なことを理解している」と反論した。

 移籍の理由については、同選手が一層の向上を目指し、変化を求めていたためだと明言。全く異なるチームで強力な指導体制の下、4回転の習得、美しく興味深いプログラムの採用を望んでいたと説明した。
 
 加えて、ロシア国内の移籍に対する風潮を、「何かとんでもないことが起きているかのように捉える傾向がある。しかし、あくまでも普通のこと」と一喝。「コストルナヤは、旧陣営ではうまくいかなかった。何かが適していなかった。もしかしたら、それは考え方だったのかもしれない。とにかく、移籍を決めるのは選手たちだ。協会や親は関知せず、コストルナヤが同意した。あくまでも自発的にね」と主張した。

 今年5月には、昨シーズンのGPシリーズで優勝2回、ファイナルで銅メダルに輝いたアレクサンドラ・トゥルソワがプルシェンコ陣営へ移籍。コストルナヤと同じ2022北京五輪のメダル有力候補がトゥトベリーゼ氏の元を去っている。

 プルシェンコ氏は、「これ以上この話を大きくしたくない」と述べる一方で、「我々は独自性をもって2選手を100パーセント変える予定だ。インスタグラムでコストルナヤの直近のプログラムを観たが、まさにひどいものだ。選手本人も気に入っていないと言っていたよ」と、トゥトベリーゼ陣営へ向けて辛辣な言葉を放った。

 フィギュアスケート大国ロシアの代表コーチでもある2人。お家騒動となるのは、選手、コーチともに避けたいところではあるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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