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ゴルフ

「ポンコツなゴルフをしないように…」渋野日向子、今季初の予選通過突破。そこで見えた“明確な課題”

山西英希

2020.09.12

今季4戦目にして初の予選突破をした、渋野日向子。(C)Getty Images

今季4戦目にして初の予選突破をした、渋野日向子。(C)Getty Images

 アメリカ、カリフォルニア州のミッションヒルズカントリークラブで開催されているLPGAツアー『ANAインスピレーション』。11日(日本時間12日)は大会2日目が行なわれた。前日に2アンダーをマークし、19位タイでスタートした渋野日向子は、前半こそスコアを1つ伸ばしたものの、後半にスコアを4つ落とし、75でホールアウト。通算1オーバーとし、52位タイにまで順位を下げた。ただ、国内外合わせて今季4戦目の出場で初めて予選を突破した。

【シブコPHOTO】笑顔弾ける渋野日向子の厳選ショット!プロテスト時の貴重な一枚も

 初日を終えた後、「今年一番いいゴルフができたと思います」と語っていた渋野。しかし、2日目はそのゴルフを上回ることができなかった。「11番(パー5)で2メートルぐらいのバーディパットを外してから流れがおかしくなりました」と振り返るが、ほぼ真っすぐなラインを左へ引っかけて外したことがショックだったという。パー4やパー3は距離の長いホールが多いため、そう簡単にはバーディを奪えない。前半は2つのパー5でバーディを奪っていただけに、後半でもパー5でスコアを伸ばそうと考えるのは自然な流れだろう。ところが、せっかくのチャンスを逃したことが、渋野のゴルフに微妙な影響を与えていた。
 
 12番パー4でもバーディパットをカップの左に外すと、13番パー4ではフェアウェイから打った第2打がグリーン左のバンカーにつかまる。この日2度目のバンカーショットはピンを3メートルオーバー。パーセーブできずにボギー。17番パー3でもティショットをグリーン左のバンカーに入れてボギー。初日は1度も入らなかったグリーン周りのバンカーに、この日は5回も入れ、パーセーブは2回しかできなかった。

 悪い流れは最終18番パー5まで続く。3打目をグリーン手前の池に入れると、約4メートルのボギーパットも外してダブルボギーを叩く。前半の貯金どころか、昨日の貯金まで使い果たし、逆に借金を一つ増やしてしまった。
 

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