格闘技・プロレス

「パンデミックの犠牲者のために…」世紀のビッグマッチ実現へ! パッキャオ陣営がマクレガー戦合意を示唆

THE DIGEST編集部

2020.09.27

マクレガーとの大一番の実現へパッキャオが動き出している。 (C) Getty Images

 世間を賑わせてきた"悪名高き男"が、またも話題を振りまいている。

 現地時間9月25日、今年6月に3度目の現役引退をしていた米総合格闘技UFCの元2階級同時制覇王者のコナー・マクレガーは自身のツイッターで、「私は次に中東でマニー・パッキャオとのボクシングマッチをしている」と投稿。さらに「戦いを恐れず、現代のもっとも偉大なボクサー2人と対戦することは名誉になる」と、17年8月に元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーと戦って以来のビッグマッチ実現を示唆した。

 昨年6月の引退以来、今後の身の振り方が注目されていただけに、マクレガーのツイートは世界を驚かせることとなった。

 一方のパッキャオ側も格闘界の大スターとの対戦実現に向けて、すでに動き出しているようだ。英スポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』によれば、同選手のマネジメントなどを任されている特別アシスタントのジェイク・ジョンソン氏は、次のようにコメントしている。

「フィリピンで、新型コロナウイルスによるパンデミックの犠牲になった人々のために、マニー・パッキャオ上院議員は、UFCのスーパースターであるコナー・マクレガー氏と対戦するつもりだ。我々はそのための交渉をしている」
 
 現在、フィリピンで上院議員を務めているパッキャオは、対戦で得たファイトマネーの一部をパッキャオは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で被害に遭った祖国の人々に寄付する意向であるという。

 昨年7月にラスベガスでキース・サーマンに衝撃的な勝利を飾ってWBA世界ウエルター級王座を獲得して以来、実戦からは遠ざかっているパッキャオだが、マクレガー戦は巨額なファイトマネーが見込めるため、祖国の人々を救う意味でも、リングに上がることを決意したようだ。

 複数メディアは、今年12月か来年1月の開催を有力視しているが、世紀のビッグマッチは、どう動いていくだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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