フッカーってどの人? ナンバー8やスクラムハーフの役割は? ワールドカップで初めてラグビーに触れるあなたのために、知っておくと観戦がより楽しくなる各ポジションの役割と用語について解説しよう。
【フォワード(FW)のポジション名と役割】
・プロップ(PR)
スクラム第1列目の左右のプレーヤー。背番号は1番と3番。左肩が空いている1番はルースヘッド・プロップと呼ばれ、守備的な「押されない力」が、相手の1番と2番に頭を挟まれている3番はタイトヘッド・プロップと呼ばれ、攻撃的な「押す力」が基本的には求められる。スクラムが最大の仕事場。
・フッカー(HO)
スクラム第1列目の中央のプレーヤー。背番号は2番。スクラムでは舵取り役となり、投入されたボールを後方へ掻き出す「フッキング」を行なう。さらにラインアウトでは「スロワー」も務める。アタックラインに参加する選手も多く、走力、判断力、ハンドリング技術が必須の能力。モビリティーが重視されるため、同じフロントローのPRより比較的小柄。
・ロック(LO)
スクラム第2列目の背番号4番と5番のプレーヤー。世界レベルでは身長195センチ~205センチほどのビッグマンが目白押しで、ラインアウトやキックオフ時の空中戦で本領を発揮。スクラムでも重要な役割を担い、フロントローの3人をしっかりと「ロック」する。一般的には4番が細身のジャンパータイプ、5番はパワー系が多い。
・フランカー(FL)
スクラムで両翼(フランク)に位置する背番号6番と7番のプレーヤー。ディフェンスでは率先してタックルにいき、アタックでは愚直にボール争奪戦に参加する。ブラインドフランカーと呼ばれる6番はディフェンダー型、オープンサイドフランカーと呼ばれる7番はアタッカー型という傾向が。スクラムでは側面について後方支援する。
・ナンバーエイト(NO8)
背番号8番のプレーヤー。攻守の中心で、とくに攻撃でボールを持って前進することが大きな使命。スクラムでは最後尾に位置して加勢する一方、ボールを持ち出してサイド攻撃に参加することも。近年は攻撃時にエリア外側でゲインを図る機会が増えたため、パス、ラン、ハイボール処理などより多くの仕事が求められるようになった。 【バックス(BK)のポジション名と役割】
・スクラムハーフ(SH)
背番号9番のプレーヤー。アタックを牽引するパス職人。スクラムにボールを投入し、スクラム、ラック、モールなどでフォワードが獲得したボールをバックスにパスする。高度なゲーム理解力、状況判断力が求められる。スタミナのある小柄な選手が務めるケースが多く、世界トップクラスも身長170~180センチ程度。
・スタンドオフ(SO)
スクラムハーフとスリークォーターバックスの間に位置する「司令塔」。背番号は10番。イギリスや南半球の多くの国では「フライハーフ」という名称が一般的。スクラムハーフから最初にボールを受け、パスかキックかランか、最適のプレー選択をして実行に移す。高いパス能力とキック技術が不可欠で、敵FWに狙われやすいためディフェンス力も重要。
・ウイング(WTB)
スリークォーターバックスの両翼。背番号は11番と14番。一番の仕事は俊足を活かしてトライを奪うこと。基本的にはバックスの端に構えてボールを受け、スピード、ステップを駆使しながら敵陣深くまで突破を試みる。日本では伝統的に小柄な快足フィニッシャーが多いが、世界的には190センチ台の大型ウイングの台頭が顕著だ。
・センター(CTB)
スリークォーターバックスの中央2人。背番号は12番と13番。バックスの攻守の要で、12番をインサイドセンター、13番をアウトサイドセンターと呼ぶ。アタックでは連続攻撃の起点として、最初の突破役を担うことが多く、ディフェンスでは相手キャリアーを止めて防御ラインを守る。トップスピードで激突するため、強靭なフィジカルと度胸が必要。
・フルバック(FB)
バックスの最後尾に構える「最後の砦」。背番号は15番。ディフェンスでは抜け出してきた相手を捕まえて仕留め、アタックではラインに参加して突破を試みる。エリア挽回のためのキック合戦に参加することも多く、多彩なキックスキルが求められる。スキル全般に大きな欠点がなく、ミスが少ないことも重要なポイント。
【フォワード(FW)のポジション名と役割】
・プロップ(PR)
スクラム第1列目の左右のプレーヤー。背番号は1番と3番。左肩が空いている1番はルースヘッド・プロップと呼ばれ、守備的な「押されない力」が、相手の1番と2番に頭を挟まれている3番はタイトヘッド・プロップと呼ばれ、攻撃的な「押す力」が基本的には求められる。スクラムが最大の仕事場。
・フッカー(HO)
スクラム第1列目の中央のプレーヤー。背番号は2番。スクラムでは舵取り役となり、投入されたボールを後方へ掻き出す「フッキング」を行なう。さらにラインアウトでは「スロワー」も務める。アタックラインに参加する選手も多く、走力、判断力、ハンドリング技術が必須の能力。モビリティーが重視されるため、同じフロントローのPRより比較的小柄。
・ロック(LO)
スクラム第2列目の背番号4番と5番のプレーヤー。世界レベルでは身長195センチ~205センチほどのビッグマンが目白押しで、ラインアウトやキックオフ時の空中戦で本領を発揮。スクラムでも重要な役割を担い、フロントローの3人をしっかりと「ロック」する。一般的には4番が細身のジャンパータイプ、5番はパワー系が多い。
・フランカー(FL)
スクラムで両翼(フランク)に位置する背番号6番と7番のプレーヤー。ディフェンスでは率先してタックルにいき、アタックでは愚直にボール争奪戦に参加する。ブラインドフランカーと呼ばれる6番はディフェンダー型、オープンサイドフランカーと呼ばれる7番はアタッカー型という傾向が。スクラムでは側面について後方支援する。
・ナンバーエイト(NO8)
背番号8番のプレーヤー。攻守の中心で、とくに攻撃でボールを持って前進することが大きな使命。スクラムでは最後尾に位置して加勢する一方、ボールを持ち出してサイド攻撃に参加することも。近年は攻撃時にエリア外側でゲインを図る機会が増えたため、パス、ラン、ハイボール処理などより多くの仕事が求められるようになった。 【バックス(BK)のポジション名と役割】
・スクラムハーフ(SH)
背番号9番のプレーヤー。アタックを牽引するパス職人。スクラムにボールを投入し、スクラム、ラック、モールなどでフォワードが獲得したボールをバックスにパスする。高度なゲーム理解力、状況判断力が求められる。スタミナのある小柄な選手が務めるケースが多く、世界トップクラスも身長170~180センチ程度。
・スタンドオフ(SO)
スクラムハーフとスリークォーターバックスの間に位置する「司令塔」。背番号は10番。イギリスや南半球の多くの国では「フライハーフ」という名称が一般的。スクラムハーフから最初にボールを受け、パスかキックかランか、最適のプレー選択をして実行に移す。高いパス能力とキック技術が不可欠で、敵FWに狙われやすいためディフェンス力も重要。
・ウイング(WTB)
スリークォーターバックスの両翼。背番号は11番と14番。一番の仕事は俊足を活かしてトライを奪うこと。基本的にはバックスの端に構えてボールを受け、スピード、ステップを駆使しながら敵陣深くまで突破を試みる。日本では伝統的に小柄な快足フィニッシャーが多いが、世界的には190センチ台の大型ウイングの台頭が顕著だ。
・センター(CTB)
スリークォーターバックスの中央2人。背番号は12番と13番。バックスの攻守の要で、12番をインサイドセンター、13番をアウトサイドセンターと呼ぶ。アタックでは連続攻撃の起点として、最初の突破役を担うことが多く、ディフェンスでは相手キャリアーを止めて防御ラインを守る。トップスピードで激突するため、強靭なフィジカルと度胸が必要。
・フルバック(FB)
バックスの最後尾に構える「最後の砦」。背番号は15番。ディフェンスでは抜け出してきた相手を捕まえて仕留め、アタックではラインに参加して突破を試みる。エリア挽回のためのキック合戦に参加することも多く、多彩なキックスキルが求められる。スキル全般に大きな欠点がなく、ミスが少ないことも重要なポイント。