国内ツアーの『樋口久子三菱電機レディス』最終日、首位と6打差でスタートしたプラチナ世代の西村優菜が、8バーディ、1ボギーの『65』で回り、通算11アンダーで逆転優勝を飾った。プロに転向して10試合目でのツアー初優勝であり、プラチナ世代としては古江彩佳に続く2人目の優勝者となった。
今年の『日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯』で最終日を単独首位でスタートしながら、76と崩れて7位タイに終わった西村。「あのときは守りに入ってしまったので、もし今度最終日最終組で回るチャンスや優勝争いをしたときは、攻める気持ちを大事にしてプレーしようと思っていました」と心に決めていた。それを実証するかのような積極的なプレーをこの日は見せる。
14番パー4で2・5メートルのバーディパットを沈めて、首位を走る勝みなみと2打差になったときだ。スタート前は目標がトップ3だったが、そこから優勝に目標を修正すると、バーディ狙いのプレーに切り替える。15番パー3ではあえて狭いエリアを狙ってボールを落とし、ピンそば1メートル弱につけてバーディを奪って勝に1打差に迫る。さらに続く16番パー5でも2・5メートルを沈めて、ついに勝をとらえた。
今大会のコースセッティングはグリーンが硬く、しかも高速に仕上がっていた。ただでさえ止まりにくいグリーンだったうえに、西村のドライバーの飛距離は230から240ヤード。当然、2打目以降で長いクラブを手にするだけに、ボールはさらに止まりにくくなる。綿密なコースマネジメントを行い、そこに正確にボールを落とす技術があってこその強烈な追い上げだったといえる。
また、身長150センチと小柄な西村だが、負けず嫌いがそろうプラチナ世代の中でも気持ちの強さは1、2を争う。それに加えてプロに転向後にいきなり2試合連続で予選落ちを喫したり、得意だったドライバーショットが不調に陥るなど苦しい思いを経験し、乗り切ったことでさらにメンタルが磨かれた。
今年の『日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯』で最終日を単独首位でスタートしながら、76と崩れて7位タイに終わった西村。「あのときは守りに入ってしまったので、もし今度最終日最終組で回るチャンスや優勝争いをしたときは、攻める気持ちを大事にしてプレーしようと思っていました」と心に決めていた。それを実証するかのような積極的なプレーをこの日は見せる。
14番パー4で2・5メートルのバーディパットを沈めて、首位を走る勝みなみと2打差になったときだ。スタート前は目標がトップ3だったが、そこから優勝に目標を修正すると、バーディ狙いのプレーに切り替える。15番パー3ではあえて狭いエリアを狙ってボールを落とし、ピンそば1メートル弱につけてバーディを奪って勝に1打差に迫る。さらに続く16番パー5でも2・5メートルを沈めて、ついに勝をとらえた。
今大会のコースセッティングはグリーンが硬く、しかも高速に仕上がっていた。ただでさえ止まりにくいグリーンだったうえに、西村のドライバーの飛距離は230から240ヤード。当然、2打目以降で長いクラブを手にするだけに、ボールはさらに止まりにくくなる。綿密なコースマネジメントを行い、そこに正確にボールを落とす技術があってこその強烈な追い上げだったといえる。
また、身長150センチと小柄な西村だが、負けず嫌いがそろうプラチナ世代の中でも気持ちの強さは1、2を争う。それに加えてプロに転向後にいきなり2試合連続で予選落ちを喫したり、得意だったドライバーショットが不調に陥るなど苦しい思いを経験し、乗り切ったことでさらにメンタルが磨かれた。