格闘技・プロレス

<2020ベストヒット!>新日本、連夜のバッドエンド!内藤哲也を倒し新二冠王者のEVILは、ディック東郷を新たなパレハに!

どら増田

2020.12.17

全てを一新し、登場したバレットクラブのEVILは、内藤との戦い方を知り尽くしていた。(C)新日本プロレス

 2020年のスポーツ界におけるトピックスを『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回はコロナ明けに行なわれた新日本プロレスのビッグマッチ。前日、オカダ・カズチカに勝利したEVILが、突然、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを裏切りバレット・クラブ入り。翌日、IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル二冠の内藤哲也に挑戦した試合は、"最低最悪"の戦いとなった…。

記事初掲載:2020年7月13日

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 新日本プロレスは7月12日、ビッグマッチ『DOMINION in OSAKA-JO HALL』を大阪・大阪城ホールで開催した。

 11日の『ニュージャパンカップ2020』優勝決定戦で、オカダ・カズチカから暴走三昧で勝利を収めて優勝したEVILだが、試合後、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの盟友で、IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル二冠チャンピオン内藤哲也を呼び込むと、内藤のグータッチにウルフポーズで応えてEVILを放ちKO。同時に現れたバレットクラブのメンバーとポーズを決めて、ロスインゴと決別し、バレットクラブ入りが発覚したEVILは、入場テーマ曲、エントランスPV、コスチューム、ビジュアルを一新。バレットクラブのメンバーを引き連れて入場。すると、レッドシューズ海野レフェリーが、バレットクラブのメンバーを控室に戻す。
 
 内藤を知り尽くしているEVILは、十八番を奪うかのように、場外に出たりリングに入ったりと焦らしていく。痺れを切らした内藤はスライディングキックから場外戦へ。鉄柵攻撃など裏切ったかつての仲間に制裁を加えているようだ。しかしEVILはラリアットで強引に内藤を場外に落とすと、内藤の古傷である左膝を痛めつける。

 さらには放送席に近づくと、解説のミラノ・コレクションA.T氏が持っていたEVILグッズを奪い真っ二つにへし折る。これにミラノ氏が激怒。EVILに襲いかかったが、EVILはミラノ氏をフェンスに叩きつけた。

 リングに戻っても左膝に狙いを定めるEVIL。内藤も反撃を試みるが、なかなか力が入らない。EVILは内藤の右膝をもマットに叩きつけ、踏ん張りが効かないように攻めていく。

 内藤はEVILの頭をエプロンに叩きつけ反撃を試みる。場外のテーブルをセットし、何かを仕掛けようとするが、EVILが切り返しテーブルにニークラッシャー。左膝を痛打した内藤にパイプ椅子を叩きつけようとするが、海野レフェリーがテーブルを盾にこれを防ぐ。カウント19でリングに戻った内藤に、EVILはサソリ固めを極める。何とか凌ぐ内藤は新技エスペランサを放つもフォールに行けない。