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石川祐希が、コロナから回復し試合復帰。チーム2位の得点を収める

THE DIGEST編集部

2021.01.04

コロナから復活し、元気にプレーした石川。(C)Powervolley Milano

コロナから復活し、元気にプレーした石川。(C)Powervolley Milano

 現地3日、イタリアの男子バレーボール セリエA第17節が行われ、日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノが、NVBヴェローナと敵地で対戦し、セットカウント1-3(25-21、22-25、22-25、17-25)で敗れた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、12月に開催予定だった3試合が延期となったため、およそ1か月ぶりの公式戦となったミラノ。同月7日に受けた検査で陽性が確認された石川は、自宅での療養後、無事に回復したものの練習再開からわずか6日後に復帰戦を迎えることになった。

 第1セット、実戦から遠ざかっていたミラノは出足でつまずくが、先発出場の石川がライトからのストレートを決めると、そこから得点を重ね接戦に持ち込むことに成功。石川は復帰初戦とは思えないプレーで終盤にチームを牽引する。レフトからのストレートで20-20とすると、相手の守備を崩すサーブで3連続得点の起点を作り、さらにバックアタックでセットポイントを奪取と大活躍。選手から数名の感染者が出たことで、万全のチーム状態と言えないミラノが、このセットを先取した。

 しかし、以降、ミスが目立ち始めたミラノは、第2、第3セットを序盤のリードを守り切れずに落とすと、続く第4セットは終始劣勢のままヴェローナに屈して敗戦。2021年は黒星スタートとなった。
 
 石川は、復帰から間もないにもかかわらず、チーム2位となる15得点(スパイク14、ブロック1)を挙げる奮闘を見せた。

 今月は、この日のヴェローナ戦を合わせ、リーグ戦7試合(延期となている3試合を含む)、加えて、コッパイタリアのラウンド16が予定されており、かなりハードなスケジュールがミラノを待ち受けている。まだ100パーセントの状態ではないはずの石川だが、厳しい1カ月を乗り切ってファンに多くの勝利を届けてくれることだろう。

 次戦、ミラノは日本時間1月7日午前1時開始予定の第10節(延期試合)、トレンティーノとのアウェイ戦に臨む。

構成●THE DIGEST編集部
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