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ラグビー

W杯で躍動したスターが集結!トップリーグに参戦する“ワールドクラス”の実力者たちを総チェック

齋藤龍太郎

2021.01.14

サントリーに加入したバレット。今季のトップリーグは世界的スターが集結する。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

サントリーに加入したバレット。今季のトップリーグは世界的スターが集結する。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 2019年の日本大会をはじめ、ラグビーワールドカップで活躍した日本代表選手を輩出してきた日本ラグビー界の頂に立つリーグ「ジャパンラグビートップリーグ(以下トップリーグ)」がいよいよ1月16日(土)に開幕する。

 ワールドカップの熱気冷めやらぬなか幕を開けたトップリーグ2020シーズンは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大などを受けて同年3月に中止が決定しただけに、今回はファンにとっても選手にとっても待ちに待った開幕ということになる。

 今季は、ワールドカップで活躍した世界的な名選手が例年以上に続々とトップリーグチームに加わった。2016年、2017年と2年連続でワールドラグビー年間最優秀選手に輝いた押しも押されもせぬ世界的スターで、現役オールブラックス(ニュージーランド代表)であるSO/FBボーデン・バレットのサントリーサンゴリアス加入は衝撃的なニュースだった。すでにプレシーズンマッチで正確なパスや鋭いランでチームの勝利に貢献しており、公式戦での活躍も想像に難くない。

 バレットは1月6日に都内で記者会見し、次のように抱負を語っている。

「サンゴリアスへの加入は非常に光栄であり、チームが掲げる『アグレッシブアタッキングラグビー』は自分に合っている。自分自身まだまだ成長できると考えているので、腕を磨いていい経験を積んでいきたい」
 
 競技レベルや環境面などで世界に劣ると見られがちの日本のラグビー界だが、バレットはレベルの向上を感じていた日本で自ら成長する道を選んだ。「フランスに行く選択肢もあった」そうだが、「東京の印象がすごくよかった」こともサントリーとの契約を後押ししたのだろう。もちろんニュージーランド協会からサバティカル(長期休暇)が認められたことが背景にあっての移籍ではあるものの、バレットの来日は世界のラグビー市場に今後大きな影響を与えそうだ。

 同じく現役オールブラックス経験者では、バレットとハーフ団を組んできたSHのTJ・ペレナラがNTTドコモレッドハリケーンズに加入した。また、バレットと同じくワールドラグビー年間最優秀選手に輝いた経歴を持つLOブロディ・レタリックを擁する神戸製鋼コベルコスティーラーズにはSOアーロン・クルーデンとFB/CTBベン・スミスが加わり、まさに世界的な布陣となった。
 

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