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モータースポーツ

ロッシは開幕から6~7レースで去就を決断! 盟友は「VR46はMotoGPでのチーム作りを考える時が来た」

甘利隆

2021.02.07

地元の第6戦イタリアGP前後に去就を決断するとされているロッシ。(C)Getty Images

地元の第6戦イタリアGP前後に去就を決断するとされているロッシ。(C)Getty Images

 2021年をサテライトのペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシングで走るヴァレンティーノ・ロッシ。2月16日に42歳を迎えるMotoGPの“生ける伝説”は、シーズンを2カ月弱に控えた今も自身が建設した『モトランチ(バイクの牧場)』で、VR46ライダーズアカデミーの愛弟子たちと精力的にオフロードトレーニングに励んでいる。

 最高峰クラス200回目の表彰台を目指し、モチベーションは依然として高いようだが、契約期間が1年ということもあり、早くも2022年以降の去就に注目が集まっている。

 これに対して、ロッシの幼なじみで、現在はアカデミーとスカイ・レーシング・チーム・VR46の運営に携わる“ウーチョ”ことアレッシオ・サルッチは「6~7レースを終えて、ヴァレが楽しめているのかどうか、どれだけ競争力があるのかどうかを確認して、その時点で選択をすることになるだろう」と『Sky Sports Italia』に答えている。

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 地元の第6戦イタリアGP前後に現役を続行するか否か決断すると考えられるが、もう1つ、ロッシはシーズン序盤に大きな判断を下さなければならない。

 今シーズン、MotoGPクラスにステップアップした異父弟のルカ・マリーニが所属するエスポンソラマ・レーシングをサポートし、最高峰クラスのマネジメントに片足を突っ込んだチーム・VR46が、来シーズン以降、独自のチームで参入するかどうかだ。

「我々、VR46のライダーは予想以上に成長しており、MotoGPでのチーム作りを考える時が来た」と2022年のMotoGPクラス参戦を現実的に検討していることをサルッチは認める。

 昨年、Moto2クラスでランキング2位のマリーニ以前にもVR46アカデミーからは共にMoto2チャンピオンに輝いたフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング)、フランチェスコ・バニャイア(ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)がMotoGPに昇格し、すでに結果を残している。今年、Moto2を走るマルコ・ベッツェッキ、チェレスティーノ・ヴィエッティも近い将来、最高峰クラスに上がってくるポテンシャルを十分に持っている。
 

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