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「大きな一歩を踏み出した」池江璃花子の“復帰劇”に五輪公式メディアも注目!「手の届かないものではない」

THE DIGEST編集部

2021.01.24

「北島康介杯」の100メートル自由形に出場した池江は、表彰台まであと一歩の4位で終えた。(C)Getty Images

「北島康介杯」の100メートル自由形に出場した池江は、表彰台まであと一歩の4位で終えた。(C)Getty Images

 東京辰巳国際水泳場で開催中の『北島康介杯』。1月23日には、白血病の長期療養から復帰3戦目となった池江璃花子(ルネサンス)が登場し、女子100メートル自由形決勝で55秒35を記録して4位に食い込んだ。

 100メートルの個人レースは、復帰以降初の試み。まずは予選で、日本選手権の出場標準記録を切る56秒16で泳ぎ、全体6位で決勝へと進めた。迎えた決勝、池江は独特のゆったりしたフォームでレースを展開。前半50メートルを僅差ながら7番目の26秒98で折り返し、後半は追い上げたもののメダルまで一歩及ばず、55秒35でフィニッシュ。それでも予選から0.8秒も縮める快心の泳ぎを披露した。

 池江の復活劇は、海外でも注目を集めている。五輪公式メディア『Olympic Channel』は「オリンピック予選の出場権を得て、リカコ・イケエの東京2020への期待が残った」と釘打ち、次のように報じた。
 
「白血病と闘ったリオのオリンピアンは大方の予想を裏切り、4月の日本選手権の標準記録を突破した。まさかの復帰劇が続いている」と称賛。五輪代表選考レースへの出場を決めた泳ぎを「東京オリンピック2020に出場する可能性をひっくり返す、大きな一歩を踏み出した」と評したのである。

 続けて「オリンピック復帰への足掛かりとなる希望をちらつかせた」とし、「東京五輪の100メートル自由形の派遣標準記録53秒31は依然難しいが、4×100メートルリレーの54秒42は、52秒79の日本記録保持者である20歳のイケエにとって手の届かないものではない」と期待を寄せた。

構成●THE DIGEST編集部

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