新型コロナウイルスの影響で1か月遅れの開幕となったラグビートップリーグ(TL)。2月21日、相模原ギオンスタジアムで行なわれた開幕戦で、優勝候補の一角、サントリー・サンゴリアスが、三菱重工相模原ダイナボアーズを相手に大量11トライを奪う華々しいスタートを切った。
この日、最大の注目は、今季サントリーに加わった新戦力、ニュージーランド代表のSOボーデン・バレットだった。
開始2分、2019年ラグビーワールドカップでも世界最高峰のプレーを見せたバレットの正確なタッチキックで陣地を挽回すると、ラインアウトからモールで押し込み、CTB中村亮土、CTBサム・ケレビとつないで、サントリーが瞬く間に先制トライを奪う。
コンバージョンキックでTL初得点を挙げたバレットは、さらにその3分後にも見せ場を作る。連続攻撃でSH流大からパスを受けて中央を突破。相手のタックルを受けながら華麗なオフロードパスで中村亮へつなぐと、最後はフリーの流が悠々とインゴールを駆け抜けた。
11分に三菱重工にトライを返されたサントリーだが、その2分後にはキックオフからWTBテビタ・リーがノーホイッスルトライをお返しし、主導権を譲らない。
着々とトライを重ねて三菱重工を突き放すサントリー。そして迎えた前半ロスタイム、バレットにTL初トライが生まれる。
相手ゴール前のラックからCTB中村亮がパスを出すと、これを受けたバレットが軽やかなステップで相手をかわし、ゴール中央に飛び込んだのだ。
16年、17年と二度のワールドラグビー年間最優秀選手賞に輝いたスーパースターは、初めて立ったTLのピッチでも、まったく気負うことなく、いかにも自然体でサントリーの攻撃をリード。三菱重工で同じく10番を背負ったニュージーランド代表のコリン・スレイドが、球離れの悪さからリズムを生み出せなかったのとは対照的に、バレットは個人プレーに走ることなく、周りの選手を巧みに活用した。
試合中も、流、中村亮らと積極的にコミュニケーションを取っていたバレット。この日5トライと大暴れしたWTBテビタ・リー、自慢の馬力を見せつけたペネトレイターのサム・ケレビ、早稲田大卒のルーキーでこれがTLデビューとなった中野将伍らを擁する豪華BK陣を、見事にまとめ上げていた。
この日、最大の注目は、今季サントリーに加わった新戦力、ニュージーランド代表のSOボーデン・バレットだった。
開始2分、2019年ラグビーワールドカップでも世界最高峰のプレーを見せたバレットの正確なタッチキックで陣地を挽回すると、ラインアウトからモールで押し込み、CTB中村亮土、CTBサム・ケレビとつないで、サントリーが瞬く間に先制トライを奪う。
コンバージョンキックでTL初得点を挙げたバレットは、さらにその3分後にも見せ場を作る。連続攻撃でSH流大からパスを受けて中央を突破。相手のタックルを受けながら華麗なオフロードパスで中村亮へつなぐと、最後はフリーの流が悠々とインゴールを駆け抜けた。
11分に三菱重工にトライを返されたサントリーだが、その2分後にはキックオフからWTBテビタ・リーがノーホイッスルトライをお返しし、主導権を譲らない。
着々とトライを重ねて三菱重工を突き放すサントリー。そして迎えた前半ロスタイム、バレットにTL初トライが生まれる。
相手ゴール前のラックからCTB中村亮がパスを出すと、これを受けたバレットが軽やかなステップで相手をかわし、ゴール中央に飛び込んだのだ。
16年、17年と二度のワールドラグビー年間最優秀選手賞に輝いたスーパースターは、初めて立ったTLのピッチでも、まったく気負うことなく、いかにも自然体でサントリーの攻撃をリード。三菱重工で同じく10番を背負ったニュージーランド代表のコリン・スレイドが、球離れの悪さからリズムを生み出せなかったのとは対照的に、バレットは個人プレーに走ることなく、周りの選手を巧みに活用した。
試合中も、流、中村亮らと積極的にコミュニケーションを取っていたバレット。この日5トライと大暴れしたWTBテビタ・リー、自慢の馬力を見せつけたペネトレイターのサム・ケレビ、早稲田大卒のルーキーでこれがTLデビューとなった中野将伍らを擁する豪華BK陣を、見事にまとめ上げていた。