3月10日から12日にかけてカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれた2回目のプレシーズンテストが終了し、MotoGPはいよいよ開幕を控えるのみとなった。
今季、ついにファクトリー・スペックのマシンを手にし、さらなる飛躍が期待される中上貴晶(LCRホンダ・出光)も「全体的には良いフィードバックが得られ、開幕戦に向けて準備は整った」と一定の手応えを得たようだ。
しかし、テスト最終日は強風が吹き荒れ、コースに砂が浮く悪コンディションだったため、予定していたロングランをこなせず、記録したタイムも総合12番手の1分54秒262とやや残念な部分もあった。
ちなみに総合トップはジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)が記録した1分53秒183で、中上とはおよそ1秒の違いがある。
「テストでのパフォーマンスには満足していません。まだリズムがつかめないし、リアにも問題がある。最終日に新型フレームと旧型フレームをテストして、どちらで開幕戦に臨むかを決めたかったのですが、直接比較することはできませんでした。特にスピードとマシンへの信頼感という点では、新しいフレームのほうが可能性がありそうなので、そちらを使うことになると思います」
昨季はマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)のリアもハードに使うブレーキングを参考にしたライディングスタイルに変えたことでトップレベルのスピードを発揮したが、2021年型のRC213Vを乗りこなすにはまだ至っていないようだ。
新型フレームは横剛性を意図的に落とすことでコーナリング時の路面への追従性及び旋回性を高め、限界域でのマシンの挙動をつかみやすくしてRCV特有の乗りにくさ解消を狙っていると見られるが、合わせて5日間のテストで4人のホンダライダーは合計10回の転倒。アレックス・マルケス(LCRホンダ・カストロール)が右足を骨折するなど、その試みは道半ばだ。
今季、ついにファクトリー・スペックのマシンを手にし、さらなる飛躍が期待される中上貴晶(LCRホンダ・出光)も「全体的には良いフィードバックが得られ、開幕戦に向けて準備は整った」と一定の手応えを得たようだ。
しかし、テスト最終日は強風が吹き荒れ、コースに砂が浮く悪コンディションだったため、予定していたロングランをこなせず、記録したタイムも総合12番手の1分54秒262とやや残念な部分もあった。
ちなみに総合トップはジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)が記録した1分53秒183で、中上とはおよそ1秒の違いがある。
「テストでのパフォーマンスには満足していません。まだリズムがつかめないし、リアにも問題がある。最終日に新型フレームと旧型フレームをテストして、どちらで開幕戦に臨むかを決めたかったのですが、直接比較することはできませんでした。特にスピードとマシンへの信頼感という点では、新しいフレームのほうが可能性がありそうなので、そちらを使うことになると思います」
昨季はマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)のリアもハードに使うブレーキングを参考にしたライディングスタイルに変えたことでトップレベルのスピードを発揮したが、2021年型のRC213Vを乗りこなすにはまだ至っていないようだ。
新型フレームは横剛性を意図的に落とすことでコーナリング時の路面への追従性及び旋回性を高め、限界域でのマシンの挙動をつかみやすくしてRCV特有の乗りにくさ解消を狙っていると見られるが、合わせて5日間のテストで4人のホンダライダーは合計10回の転倒。アレックス・マルケス(LCRホンダ・カストロール)が右足を骨折するなど、その試みは道半ばだ。