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ゴルフ

原英莉花が敢えて“柔らかい“シャフトを選択する理由。米ツアーを見据えた試行錯誤は続く【アクサレディス】

山西英希

2021.03.27

第2ラウンドを終え単独6位につけている原英莉花。(C)Getty Images

第2ラウンドを終え単独6位につけている原英莉花。(C)Getty Images

 今年に入って4試合目となる国内女子ツアー『アクサレディスゴルフトーナメント』2日目、1イーグル、3バーディ、2ボギーの69で回った原英莉花が、通算7アンダーまでスコアを伸ばし、単独6位でフィニッシュした。

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 同組で回った同い年の河本結が63をマークする姿を、原はどのような気持ちで見ていたのだろうか。10番を終えた時点では6打伸ばした河本に負けず、原も5打伸ばす展開となり、白熱した戦いが続いていた。ところが、11番以降はさらにスコアを3つ伸ばした河本に対し、原は逆にスコアを2つ落とす。最終的に6打の差が開いてしまった。
 
「後半は風が強く吹き始めたこともあり、思い切って攻めることができず、恐る恐るのラウンドになってしまいました」と振り返る原。実は、アイアンのシャフトがしっくりせず、ただでさえ距離感を合わせにくいところに、風の計算が加わったことで、狙ったところにボールを落とせなくなっていたのだ。

「自分がイメージしたものよりも軟らかいシャフトになっているので、思うようにボールをコントロールできない感じです」

 パワーヒッターの原にとって本来は硬いシャフトが好みだが、現在のシャフトは軟らかいため、ダウンスイングでクラブヘッドが遅れて下りてきたり、それを嫌がると早めに下りてくるという。当然、インパクトのタイミングが合わず、距離感だけでなく、方向性を整えるのも至難の業だ。しかも、ウェッジも替えたことで、アプローチミスも少なくなかった。後半スコアを伸ばせなかった理由の一つでもある。
 
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