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フィギュア

「苦しい着氷が目立った」SP首位から3位転落の羽生結弦を英紙が厳しく評価【フィギュア世界選手権】

THE DIGEST編集部

2021.03.28

SPでは堂々たる演技を披露していた羽生だが、メダルの懸かったFSで精彩を欠いた。(C) Getty Images

SPでは堂々たる演技を披露していた羽生だが、メダルの懸かったFSで精彩を欠いた。(C) Getty Images

 本領発揮に至らなかった王者には厳しい目が向けられている。

 現地時間3月27日に行なわれた世界選手権第4日目、男子のフリースケーティング(FS)では、ショートプログラム(SP)で3位だったアメリカのネイサン・チャンが、合計320.88点を叩き出し、逆転で世界選手権3連覇を果たした。

 辛酸をなめたのは、SP首位でこの日を迎えていた羽生結弦だ。最終滑走で登場した26歳は、冒頭の4回転ループでは手をつき、4回転サルコーでも乱れると、終盤のトリプルアクセル(リピート)も着氷でつまずき、得点を伸ばせずに総合289・18点。結局、SPで2位だった鍵山優真にも抜かれて3位に終わった。

 大会後のインタビューで「ここに来るまで4回転半の練習をたくさんして、身体もかなり酷使してしまった。しっかり休むことも考えていますね」とやり切ったような表情を浮かべながら総括した羽生だが、海外メディアはSP首位からの陥落に辛口な評価が下されている。
 
 英紙『The Guardian』は、逆転での3連覇を果たしたネイサン・チャンを「史上最高のフィギュアスケーターの仲間入りを果たした」と絶賛したうえで、羽生については「すべてで苦労していた」と全体のパフォーマンスを厳しく断じた。

「SPでトップに君臨していたハニュウを簡単に凌駕したチェンは、来年に迫った北京五輪でも金メダル筆頭候補となり得る絶対的地位を確立した。鮮烈だった同胞の17歳であるカギヤマにも後れを取り、最終的に3位に落ちたハニュウは、激しく苦戦した。彼は2度もジャンプで乱れ、その他にも苦しい着氷が目立った。演技を終え、お辞儀をした後に首を横に振った彼の表情は自らが十分ではなかったと悟っていた」

 世界制覇を目指していた大一番で疲労がパフォーマンスに影響を及ぼしてしまった羽生。日本が誇る天才スケーターは、この悔しさをいかに乗り越えるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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