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「彼の幸せそうな姿が見られた」宇野昌磨のフリー演技を海外記者が絶賛!【フィギュア世界選手権】

THE DIGEST編集部

2021.03.28

SPで6位と出遅れたが、フリーで巻き返しに成功し、世界4位で終えた宇野。 (C)Getty Images

 フィギュアスケート選手権がスウェーデンのストックホルムで開催され、現地27日に男子シングルの全日程が終了した。

 ショートプログラム(SP)を6位でスタートした宇野昌磨は、フリープログラム(FP)の最終グループ、トップバッターで登場。序盤の4回転サルコーで手をつくなどミスもあったが、プログラム後半の4回転トゥループ2回転トゥループ、3回転サルコー+トゥループなどのジャンプ要素をきっちり決め、ステップ、スピンはすべてレベル4を獲得した。

 最終的にはフリー184・82点、総合277・44点で4位に。2位鍵山優真、3位羽生結弦、4位宇野と日本勢が2~4位を独占した。

 23歳スケーターの演技を見守っていた、五輪公式メディア『Olympic Channel』のZKゴウ記者は「ステファン・ランビエールに鍛えられている平昌五輪銀メダリストでもある日本人選手は、4回転を含むプログラムで、踏ん張りながら良い演技をみせた」と伝えた。

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「とても良いプログラムだ。彼は演技を終えた後、ランビエールコーチを見て、満足げに頷き、笑顔と安堵の表情を浮かべてた。リンクサイドでは、コーチとスケーターのビッグハグが交わされた。イエス!ここ数年の苦しい時期を経て、宇野選手の幸せな姿を見られた」

 また、フィギュア界の名物記者であるジャッキー・ウォン氏も宇野の演技を称えている。

「僕はこのブログラムがとっても好きだ(shomuch)。後半は特に活気が出てきて、彼は自信を深めていたはずだ。スケーティングも滑らかだったし、今まで見たなかで、最も振り付けを表現できていたように思った」

 決して最高の結果ではなかったかもしれない。だが、宇野のスケートは世界の舞台で確かなインパクトを残した。

構成●THE DIGEST編集部

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