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バレーボール

石川祐希のミラノが3連勝!5位決定戦で暫定1位に。石川のイタリア通算1400得点は次戦に持ち越し

THE DIGEST編集部

2021.04.04

疲労を考慮して温存された石川。次戦は日本時間4月8日のピアチェンツァ戦だ。(C)Powervolley Milano

疲労を考慮して温存された石川。次戦は日本時間4月8日のピアチェンツァ戦だ。(C)Powervolley Milano

 現地時間4月3日、イタリア男子バレーボールのセリエA、2020-21シーズンのプレーオフ5位決定戦ラウンドロビン第3戦が行なわれた。日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノはホームでレオシューズ・モデナと対戦し、セットカウント3-1(25ー22、25ー20、25-27、26ー24)で勝利を収めている。

 初戦から2連勝と好調なミラノは石川を温存して、まだ白星のないモデナを2セットダウンに追い込む。しかし、石川がベンチで見守るなか、第3セットはストレート勝利が目前に近づいた終盤に好守からチャンスをつかんだモデナが反撃に転じると、リードを守り切れずに1セットを奪い返されてしまう。

 勝負を決めたい第4セットでリードを5点差に広げたミラノだったが、レセプションに苦戦して21-22と逆転を許してしまう。そこで、ミスが目立ったルカ・バシック(フランス)をベンチに下げて石川を投入するとすぐさま守備で貢献。この勝負どころの采配により安定感を取り戻したミラノが、1度目のマッチポイントでモデナを退けて連勝を「3」に伸ばした。
 
 石川は短い出場時間ながらその存在感でチームに勝利を呼び込む役割を果たしたが、攻撃の機会がなかったことで、期待が集まったイタリア通算1400得点(現在1394得点)達成は持ち越しとなった。次戦に出場すれば記録更新は確実とみられる。

 勝点により順位が決まるラウドロビンは、セットカウント3-0または3-1の場合は勝者に3ポイント(敗者は0ポイント)、3-2の場合は勝者に2ポイント(敗者1ポイント)が与えられる。

 ミラノは第1、2戦を3-2で勝利したため、それぞれの試合で2ポイントを獲得。この日の試合でフルセットを回避して3ポイントを追加したことで合計7ポイントとなり、現在暫定1位につけている。

 ミラノは次戦、日本時間4月8日午前3時開始予定の第4戦でブルーエナジー・ピアチェンツァとアウエーでの上位対決に臨む。

構成●THE DIGEST編集部

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