牝馬クラシックの第一弾、桜花賞(GⅠ、阪神・芝1600m)が11日(日)に迫った。
81回目を迎える伝統の一戦でひと際大きな注目を集めるのは、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ、阪神・芝1600m)で白毛馬として初となる芝のGⅠ制覇という偉業を達成したソダシ(牝3歳/栗東・須貝尚介厩舎)である。桜花賞プレビューの前編は、1番人気が確実視されるソダシについて分析する。
白毛馬は、一説にその出生率が1万分の1と言われるほどの希少な毛色だ。ソダシの白毛は、祖母(母の母)にあたるシラユキヒメ(牝、父サンデーサイレンス)の突然変異に端を発する。この一族からはダートグレード競走を3勝したユキチャン(牝、父クロフネ)、レパードステークス(GⅢ、新潟・ダート1800m)を勝ったハヤヤッコ(牝、父キングカメハメハ)など、ダートでの活躍馬を多く出している(前記の2頭はともに白毛)。ソダシの母で、白毛に鹿毛のブチ(斑)が散らばっていることから名付けられたブチコ(牝、父キングカメハメハ)も現役時に記録した4勝すべてがダート戦だった。
その一族にあって、ソダシは異色の素質を持っていた。
デビュー戦(函館・芝1800m)を圧勝すると、続く札幌2歳ステークス(札幌・芝1800m)では、従来のレースレコードを0秒3更新して優勝。この勝利は白毛馬として史上初となる芝の重賞制覇だった。
その後、アルテミスステークス(GⅢ、東京・芝)を圧勝すると、阪神ジュベナイルフィリーズではサトノレイナスの猛追をハナ差抑えてGⅠ制覇を達成。満票で2020年度のJRA賞最優秀2歳牝馬に選出された。
ソダシの強みは、高いレベルでコンスタントに能力が発揮されることと、競り合いになっての勝負強さだ。
ここまでの4戦、無理なく先行集団に取り付いて、直線で早めに抜け出すという現代競馬にマッチした理想的なレース運びができる強みを感じさせる勝利を挙げ続けてきた。
また、札幌2歳ステークスや阪神ジュベナイルフィリーズでは際どい勝負になった際、最後のひと踏ん張りで相手を競り落とす勝負根性の強さを見せつけている。
81回目を迎える伝統の一戦でひと際大きな注目を集めるのは、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ、阪神・芝1600m)で白毛馬として初となる芝のGⅠ制覇という偉業を達成したソダシ(牝3歳/栗東・須貝尚介厩舎)である。桜花賞プレビューの前編は、1番人気が確実視されるソダシについて分析する。
白毛馬は、一説にその出生率が1万分の1と言われるほどの希少な毛色だ。ソダシの白毛は、祖母(母の母)にあたるシラユキヒメ(牝、父サンデーサイレンス)の突然変異に端を発する。この一族からはダートグレード競走を3勝したユキチャン(牝、父クロフネ)、レパードステークス(GⅢ、新潟・ダート1800m)を勝ったハヤヤッコ(牝、父キングカメハメハ)など、ダートでの活躍馬を多く出している(前記の2頭はともに白毛)。ソダシの母で、白毛に鹿毛のブチ(斑)が散らばっていることから名付けられたブチコ(牝、父キングカメハメハ)も現役時に記録した4勝すべてがダート戦だった。
その一族にあって、ソダシは異色の素質を持っていた。
デビュー戦(函館・芝1800m)を圧勝すると、続く札幌2歳ステークス(札幌・芝1800m)では、従来のレースレコードを0秒3更新して優勝。この勝利は白毛馬として史上初となる芝の重賞制覇だった。
その後、アルテミスステークス(GⅢ、東京・芝)を圧勝すると、阪神ジュベナイルフィリーズではサトノレイナスの猛追をハナ差抑えてGⅠ制覇を達成。満票で2020年度のJRA賞最優秀2歳牝馬に選出された。
ソダシの強みは、高いレベルでコンスタントに能力が発揮されることと、競り合いになっての勝負強さだ。
ここまでの4戦、無理なく先行集団に取り付いて、直線で早めに抜け出すという現代競馬にマッチした理想的なレース運びができる強みを感じさせる勝利を挙げ続けてきた。
また、札幌2歳ステークスや阪神ジュベナイルフィリーズでは際どい勝負になった際、最後のひと踏ん張りで相手を競り落とす勝負根性の強さを見せつけている。