バレーボール

中国との2連戦で35得点と大躍動!俊英エース候補の髙橋藍に「19歳が有望な兆候を示した」と海外メディアも熱視線!

THE DIGEST編集部

2021.05.03

初代表ながら2日目は両チームトップの19得点をマークした髙橋。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 19歳のアウトサイドヒッターの台頭に海外からも注目を集めている。

 バレーボール男子日本代表は、東京五輪のテストを兼ねて5月1日から2日間に渡って中国と対戦。世界ランクでは下回るが、10センチ以上も身長差のある相手に、初日はやや精彩を欠き苦戦を強いられるも、フルセットの末なんとか勝利。2日目はセットカウント3-1で快勝した。

 五輪メンバーへの生き残りも懸けた舞台で躍動したのが、これが初代表ながら2日間で驚異の35得点を記録した髙橋藍(19歳)だ。

 初の国際舞台に立った若き新星は、初日の序盤こそは緊張で動きに堅さが見られたが、中盤以降はサービスエースを決めるなど安定したプレーを発揮。2日目は高さがある相手のブロックをものともせず、相手の指先を狙ってブロックアウトを奪取。さらにクロスを攻略するなど多様な技で相手を翻弄し、両チームトップの19得点を挙げた。

 この若きアウトサイドヒッターの台頭に国際バレーボール連盟(FIVB)の公式専門メディア『VOLLEYBALL WORLD』では、「日本のルーキー、タカハシが輝き中国に勝利を収める。19歳は五輪テストイベントで有望な兆候を示した」と驚きをもって伝えた。
 
 髙橋のスパイクで連続得点を挙げ一気に試合の流れを掴んだ第1セットについて同メディアは「日本は背の高い相手に対し、素早さをうまく組み合わせ、タカハシとニシダの両サイドから多くの得点を取った」と評価。そのうえで「第4セットは一進一退の展開も、タカハシの強烈なスパイクで連続ポイントを奪い日本に勢いをもたらした。日本がリードする中でも、最後まで辛抱強くプレーしていた」と絶賛した。

 5月8~9日には紅白戦を行ない、5月28日から約1か月間、イタリアでFIVBネーションズリーグと実戦を積む、龍神NIPPON。今夏開催の東京五輪で、驚異の19歳は世界を相手にどんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか、注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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