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「無心になれるよう、タイムよりも…」中長距離のエース田中希実が“全集中”で2度目の日本記録を狙う!

THE DIGEST編集部

2021.05.08

積極的なレースが持ち味の田中。9日はどんなレースを見せてくれるだろうか。(C)Getty Images

積極的なレースが持ち味の田中。9日はどんなレースを見せてくれるだろうか。(C)Getty Images

 東京五輪の陸上競技テストイベント『READY STEADY TOKYO』が5月9日に国立競技場で開催される。大会を翌日に控え、女子5000メートルで五輪代表の田中希実が会見に臨んだ。

 今大会は1500メートルで出場する田中。昨年8月の『セイコーゴールデングランプリ』でも、五輪会場となる同競技場で1500メートルを走っており、その際に日本記録(4分5秒27)を樹立している。それだけに「オリンピックさながらの緊張感やワクワク感をもって、去年も走らせていただいた場所なので、去年のイメージも思い出しつつ走りたい」と自信をのぞかせる。

 目標は「自己ベストを目指す走りがしたい」と自身が持つ日本記録更新を掲げる田中は、「そこ(日本記録)を見据えて、堂々とした走りが出来たらなと思ってて、そこでしっかりと走れることが、今後オリンピックで権利を得ている5000メートルで走れることにも繋がってくるのかなと考えています」と話す。
 
 無心で走った結果が日本記録をもたらしたと言う21歳は、「今回も無心になれるような、タイムより集中力を高めていくことに、当日は気持ちをもっていきたい」と“全集中”で臨む。五輪の会場で再び日本記録となるか。競技開始は20時10分だ。

構成●THE DIGEST編集部

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