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モータースポーツ

「開幕戦の好結果で高望みした」角田裕毅が苦戦の原因を自己分析。イモラでは「夢の走りでトップ5を狙った」

THE DIGEST編集部

2021.05.28

課題をはっきりと理解している角田が、次のアゼルバイジャンGPでどんな走りを見せるか興味深い。(C)Getty Images

課題をはっきりと理解している角田が、次のアゼルバイジャンGPでどんな走りを見せるか興味深い。(C)Getty Images

 F1での5つのレースを終えた角田裕毅(アルファタウリ)。開幕バーレーン・グランプリでいきなり9位入賞という好スタートを切ったが、それ以降はポイント獲得ならず、ルーキーとしての洗礼を受けるようなレースが続いている。

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 次週にアゼルバイジャンGPを控える中、彼はポッドキャスト『Beyond The Grid』でのインタビューに応え、デビュー戦で結果を残せたことにより、以降のレースで過剰な望みを抱くようになったことが苦戦の原因だと分析した。

「バーレーンでは、ミスはあったものの、それでも本当に良かったと思います。予選ではQ2で脱落しながらも、決勝では順調に走り、最初のレースでポイントを獲得できました。そこから、将来への期待が高くなったと思います。次のイモラでのレースでは、トップ5を目指していました。それは、高すぎる目標だった思います」

 その結果、必要以上にプッシュしすぎ、フリー走行でのコースアウトや予選でのクラッシュ(タイムなしで決勝は最後尾スタート)につながってしまった。

「予選では信じられないようなドライビング、夢のドライビングをしようとしました。Q1ではそんなことをする必要はないのに、アドレナリンやモチベーションによってそれを狙い、ウォールに激突してしまいました。本当に多くのことを期待し、高望みをしていました」
 
 そのような“自信過剰”は、ポルトガル、スペインGPと苦しいレースを重ねるうちに変化し、第5戦モナコGPでは逆に、自信が欠如した状態だったという。

「一番の問題は、FP2でガードレールにリアを当てたことで多くの周回を重ねられず、自信を失いました。これは僕の責任です。ただ、まだ車のセッティングが完全でないため、今後のためにも全力を注ぐことが必要だと思っていました」

「予選のパフォーマンスが今の僕の最大の課題なので、この問題を解決し、今後、最高の結果が得られることを願っています」と今後への意気込みや期待を語った21歳のルーキー。また、無線での言動についても言及している。
 
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